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香港とオーストラリア合作の映画『THE MAN FROM HONG KONG』のテーマ曲が、ロックバンドのジグソー(英)『スカイハイ』。香港映画『片腕ドラゴン』(1972)の主演ジミー・ウォング(台湾)が、刑事として敵のビルへ乗り込む伏線が、冒頭のハンググライダー。

敵の組織の親分は、英国映画『女王陛下の007』のジェームズ・ボンド役を、一度きりで辞任したジョージ・レーゼンビー(豪)。その英国映画や米ハリウッドと違う雰囲気とテンポで、出来は悪くないのに売れなかった映画でしたが、『スカイハイ』の曲は売れました。

ところがジグソーというバンドはドラマーが歌うスタイルで、『スカイハイ』だけの一点豪華バンドのイメージがかなり強い。少し前に『スカイハイ』のコード進行を調べるために動画をチェックしてから、その曲が入ったアルバムを探しました。

聴くと全般に想像したよりずっと出来がよく、アルバム単位で買う価値があったのだと思いました。他にもシングルヒットがありました。作曲に素質が感じられ、ただしアレンジをもっと豪華にして、楽器の加勢も欲しい。仕上げの段でできる可能性を残した印象です。

この映画は『スカイハイ』を中心に置いて脚本が組まれたかのように、動力なしで空を飛べるハンググライダーがヒットし、日本でもサークルができたり、各地にそれ用の斜面が用意されました。そして映画に限らず、音楽を軸にした絵画もよくあることです。

「ある楽曲のイメージを絵に置き換える」はそう多くないのかも知れません。実際にあるのは、絵を描く期間や、前後する当時に聴こえていた楽曲に、作者の中でイメージがつながり、コンセプトに結びついている事例。他人に伝わらない、作者の物語が隠れているケースです。
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?