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バブルより前からあったアルトマンシステムの現代版が、結婚相談所と呼ぶデータベース式の仲人産業です。入会した29歳男性、55歳男性、28歳女性が異性と見合いし、交際し成婚を目指すTVノンフィクション番組が、ネットで話題になっていました。かなりの話題性。

何が話題の中心かは、内申書のスペック重視で相手を選ぶ世知辛さや、男性はエステ通いやメイク、女性は美容整形を受けて挑む、残酷なほどシビアになるお見合いでした。晩婚になるにつれ欲望はエスカレート、高望みしてチャンスが遠のく悪循環があるのです。

著者の第一印象は、お見合いに格上と格下が厳然とある構造です。対等な恋愛でなく。持っている者が、持っていない者をチェックし、質問は尋問となり、自分に合わせるよう強いて、結局は振ってしまうのです。恋愛では起きない、面接官と受験生に似た非対称性があらわです。

著者が書いた現代史「平成日本は緊縮財政と消費税増税で通貨削減し、男性の所得減で結婚が激減し、少子化が急進した」が、残酷お見合いに関係あるでしょう。現に入会条件は、男性だけが最低年収500万円などで、女性は年収0の無職でも入会できる性差の扱いが顕著です。

結婚に出遅れた女性が、結婚済みの友人知人を見返せる高スペック男性を探し出し、玉の輿に乗るのが女性トレンドです。男性トレンドは結婚相談所からの撤退らしい。高収入の男性はテイカーに取り囲まれ、逃げ出すそう。ちなみに晴れて成婚後の離婚率は5割だという。

成婚したのは、介護を嫌がる女性を温かく迎えた資産家の御曹司のみ。格差社会を目の当たりにした視聴者はため息か。「ギスギス」と書いたのは番組リポート。しかし皆どこにでもいる善人であり、これは新自由主義とグローバリズムの成れの果てのひとつに思えます。
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?