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鏡はなぜ左右逆に映るのかは、それだけで本が何冊も書かれてきたほどです。上下は逆にならないのに、左右だけが逆になる不思議です。鏡の謎は他にも、向かい合わせの鏡に映った像はどこまで続くかや、映った物を写真に写す時のピント位置など、いくつかあります。

しかし本を読んだ後も、鏡の左右逆転の謎は再発しやすいのです。ネットにも謎解きは出ていますが、なるほどと思わせるわかりやすい誤解釈で納得し合っているケースもみられ、かといって正解の説明は意外にわかりにくいのも特徴です。

ここでは、鏡が左右逆に映る謎の核心をさっさと説明し、そのあっけなさと同時に底知れない奥深さを示します。わかったはずなのに、理解がふと逃げていくという。そして、抽象美術がわからない人の脳のはたらきが、鏡の反転の謎がわからない時と似て、あっけなさと底知れなさのはざまで堂々巡りしやすいことを指摘します。

他人には何でもないことが、自分にはどうしてもわからない。もう一生絶対に理解できないと思い込んで投げてしまう発端が、実にあっけなくも奥深いという、不思議な二面性を持っている暗示です。芸術がわかるわからない以前の第一ハードルとなっている、抽象的な時点で自分はもう絶対だめという心理の謎に切り込みます。

第8集に収録
抽象絵画
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?