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著者は音楽には詳しいつもりで、各種ジャンルのソースをコレクションしています。生涯を通して増やし続ける理由は、探し続けているから。たとえば他人から「この歌手はいいし、このバンドもサイコー」と耳に入れると、「へえ」「ふーん」でその場は終わります。

しかし後で必ず調べ、聴いてみることにしています。心がけではなく、ほとんど習性になっていて、力んでなんかいない。他人が注目するものは、注目するだけの内容があるはずという見込みがあるから、せっかくだから早いうちに聴いてみます。

注意すべきは聴く回数です。大学の友人女性から聞いた話。別の学科の知人女性にレコードを貸したら、「よくわからなかったと、すぐ返して来た」という。その曲はLP盤2枚組で、4曲入った長尺のロックです。詳しい人なら「もしかして、あれじゃない?」と。そう、あれ。

当然著者は疑問を持ちました。「一回聴いて把握できる音楽なんてあるの?」と。たとえばチャイコフスキーの場合。ドイツのホフマン原作、クリスマス・イヴの戦争『くるみ割り人形』の音楽CDは、ハイライト盤や抜粋盤がおすすめです。

しかし『白鳥の湖』は全曲盤を買わないと失敗します。なぜなら140分ある50曲の全てが傑出して、削った分だけ名曲落ちするだけだから。それも『くるみ』『白鳥』とも全曲盤を何種類か買い、繰り返し聴いた後でわかったことです。投資が必要。

表現物の全体像をつかむには想像以上の時間がかかると理解しました。たまに美術館へ行くのでは、芸術の意味はわからずに終わるでしょう。日本でも美術館の年間フリーパスが広く買われるよう、政府が通貨増量する成長戦略が先決と考えています。早く新自由主義を脱出して。
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?