死刑判決日と執行日のタイムラグが大きい日本【美術の審査と似た話】
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
日本では死刑判決から6カ月以内に執行する法律ですが、忠実に守ろうとする動きはなく、平均7年半以上と、規定の15倍にも伸びています。最近ネットによく出る「6カ月以内を遵守せよ」の声に簡単に応じてはだめ。動機が時代錯誤の財源論だからです。
刑務所の維持費や収容者のコストは公金なので、そのお金を国民が払ったり、社会が負担したりはあるわけがないのです。公金とは追加発行した当該年の自国通貨の増分で、刑務所の経費が増えれば増えるほど国内は経済成長し、景気が上がり国民のサイフは厚くなります。
その道理を正反対にひっくり返した誤解を元に、原理的に冤罪をゼロにできない刑罰を急ぐのは危険すぎる。死刑制度は元々非常に危ういもので、大勢で時間をかけて考え続けないと判決の妥当性は薄い。判決確定後の時間が実は重要になっています。
現に死刑を廃止した欧州では、正義のバランスが保てず、終身刑の上にさらに「仮死させる刑」が発案されました。犯人の命は奪わない代わりに、没するまで薬で眠らせるという「よくそんなこと思いつくなあ」的な刑です。重罪犯に手加減して生じる苦悩とジレンマがありあり。
そもそも死刑廃止運動は、メンバーの中心が死刑囚の家族と弁護士で、減刑運動がメインだそう。対する死刑賛成派は被害者家族がメンバーの中心だそう。アフター裁判でも続く闘いが、死刑論争のコア部分です。
日本では法外に執行を伸ばしながら、法務大臣が最後の最後に判決の曇りや、時代変化までも含めて時に減刑する余地になっています。これは芸術につきものの「時の審判」と似ています。中味を何度も見直し当時の偏向を補正する。どの絵が傑作かも誤審と冤罪だらけだからです。
刑務所の維持費や収容者のコストは公金なので、そのお金を国民が払ったり、社会が負担したりはあるわけがないのです。公金とは追加発行した当該年の自国通貨の増分で、刑務所の経費が増えれば増えるほど国内は経済成長し、景気が上がり国民のサイフは厚くなります。
その道理を正反対にひっくり返した誤解を元に、原理的に冤罪をゼロにできない刑罰を急ぐのは危険すぎる。死刑制度は元々非常に危ういもので、大勢で時間をかけて考え続けないと判決の妥当性は薄い。判決確定後の時間が実は重要になっています。
現に死刑を廃止した欧州では、正義のバランスが保てず、終身刑の上にさらに「仮死させる刑」が発案されました。犯人の命は奪わない代わりに、没するまで薬で眠らせるという「よくそんなこと思いつくなあ」的な刑です。重罪犯に手加減して生じる苦悩とジレンマがありあり。
そもそも死刑廃止運動は、メンバーの中心が死刑囚の家族と弁護士で、減刑運動がメインだそう。対する死刑賛成派は被害者家族がメンバーの中心だそう。アフター裁判でも続く闘いが、死刑論争のコア部分です。
日本では法外に執行を伸ばしながら、法務大臣が最後の最後に判決の曇りや、時代変化までも含めて時に減刑する余地になっています。これは芸術につきものの「時の審判」と似ています。中味を何度も見直し当時の偏向を補正する。どの絵が傑作かも誤審と冤罪だらけだからです。
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