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人口が多い国ほど経済大国になりやすい理由は、大勢が働いたかせぎの合計が多いからではありません。理屈は似ても、メカニズムは全く違います。正しい道理は、働く人が多いほど国産の物やサービスの量と質が上がるからです。それはどういうことか。

国産品が豊富な国では、国民が爆買いしても商品が枯渇しにくい。品切れしない国ではお金の価値は落ちない。すると政府がお金を多く発行できます。政府支出は企業の投資やイノベーション開発に使われ、さらに生産が伸び、さらにお金の発行上限も上がるサイクルです。

こうして政府が発行する通貨量を、市場の商品量が追いかけるように、経済規模がふくらみ続けます。所得増になると結婚が増え、出産も人口も増え、お金と商品が競い合うように増える好循環で経済大国へと安定成長します。

誤解が多いのですが、人ががんばって働いても個人のボーナスが増えるだけで、世にあるお金の総量は同じ。政府が通貨量を増やさない限り、国民全員の獲得金の合計は増えない。だから所得倍増させる唯一の正解は、政府がお金を二倍発行してばらまくことです。アメリカが得意。

日本よりはるかに人口が多いインドやパキスタンの経済規模が小さいのは、国産の商品が少ないせいです。かまど炊き炊飯器、一眼レフカメラやグランドピアノ、医療用酸素吸入装置、電波望遠鏡。何でも作れる国はお金が宙に浮かないので、多く発行してばらまけます。

国民は企業からお金を得ているかにみえて、実は政府がお金を配布する途中の窓口が企業なのです。配分基準を労働力とするわけ。政府がお金を増やすと破綻する迷信に染まった平成以降の日本が、世界と逆行して貧困化が進み自殺が増えたのは、これで説明がつきます。
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?