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スプーン曲げは、1970年代には科学を超越した念力とされました。本物の超能力はあると思うと多くが言い出し、90年代の新興宗教家の空中浮遊術へと続きます。しかし今日では、超能力は芸術と同じエンターテインメントのカテゴリーに変化しました。科学で扱うこともめっきり減って・・・

ネット時代に、超能力を信じる声はさらに減りました。人間が持つ隠れた超能力に果てしなき可能性のロマンを感じていたら、こうやりますと手品師本人が映像でタネ明かしを始めたからです。手品用品販売とアクセス広告収入目当てに、動画サイトでマジックのネタばらしラッシュ。

このテーマでは、人が超能力を信じる、信じたくなる心理を解析して、美術品を見る際に起きる共通した心理を推測しています。神の力を持つ人間の存在を信じるのと似た、しかしそれとは別の思考パターンが、美術との交流を阻害する要因になるというのです。

他人の行動が自分の理解できる範囲を超えた時に、人はどう不安心理をなだめ、乱れた気持ちを合理化し整理するかというシビアな話題です。「曲がれ」と言わずとも曲がってしまう作品解釈、ゆらめく心の闇の部分にまで、読者に迎合せずに切り込んでいます。

第4集に収録
抽象絵画
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?