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美術は好景気のシンボルであり、景気上昇のうねりの初段に、アートの活発化が起きる傾向が美術史にみられます。商業の膨張に連動した西洋ルネサンス運動もそうでした。今の日本はちょうど正反対で、34年目に入ったデフレ不況でアートから去る人が続出します。

著者は海外美術展に参加された会員様に正月の年始メールを送っていますが、やはり返信があるのです。「美術をやめましたので今後はメールはいりません」と。やめる理由は、たいがいリストラか介護がどこかに関係しているようです。

国策の通貨削減による経済収縮(デフレ現象)で、国全体の金回りが無限に縮小する当然の帰結です。では今年も暗いのかといえば、国民が知識をつけ始める急な動きが、昨年から広がりました。ツイッタートレンドにも表れています。

ツイッタートレンド入りのハッシュタグ「#税は財源ではない」です。税金が財源でない理由は、独立国には通貨発行権があり、自国通貨だけは不足しないからです。つまり不足の訴えはお芝居。日本が1億ドル用意するコストは1億ドルで、1兆円用意するコストは0円です。

トレンド入りは増え「#政府の赤字はみんなの黒字」は、ちょっとおもしろい。青色申告に使う複式簿記の話です。自国通貨を政府が発行すると、そのお金はばらまかれ国民のサイフに入ります。国民が黒字になるから、政府の通貨発行額は赤字で記帳します。

その赤字を「国の借金で日本は破綻する」と偽ったのが、新自由主義のレントシーキングです。総裁選の「新自由主義からの転換」で表に出ました。新自由主義は市場原理にまかせて福祉を葬る思想で、通貨発行を阻止する貧困化作戦です。誰が何が目的かは、また今度。

ツイッタートレンド #税は財源ではない

ツイッタートレンド #政府の赤字はみんなの黒字
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?