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メセナとは、民間の芸術支援です。官が加わるとまた別らしくて。日本に美術メセナがあるのは、優れたアートを発掘する好ましい体制と思われることでしょう。しかしよく考えてみれば、公募コンテストでは優れたアートを発掘できないのか?と突っ込みが可能です。

応募作から選抜する公募展は、本来はメセナにもなっている理屈です。新しい若い胎動、あるいは長年見過ごされた隠れ創造を、情実や縁故を排して、白昼堂々と支援するのにうってつけです。しかも日本は欧米と違いコンクール主導で動いているのだし、レッテル張りだけでも効果が大きい分野なのだから、支援コストも少なくて済むし。

メセナを別に設けるのは、公募コンテスト展では芸術創造は選ばれないと言わんばかりです。メセナが当て馬のごとく導入されて、公募コンテスト展の面目がつぶれています。才能探しにさして役立っていないと、暴露したかっこうのような。ああ困った。国民の関心の外だから、ひとまず炎上をまぬかれている状態。

裏返せば、日本のメセナは公募展の延長だとか、得られる効用も公募展相当かもという疑いになるのです。ここではそうしたロジックとは別の視点で、芸術創造がメセナではどの道もれてしまうメカニズムを追っています。芸術に翻弄される人類の運命を、冷静に理解する話題です。

第1集に収録
抽象絵画
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?