fc2ブログ

-
2022年8月31日にゴルバチョフ氏が亡くなり、これから論文が多く出るでしょう。ゴルバチョフ氏はソ連共産党書記長を経てソ連で最初で最後の大統領となり、ペレストロイカとグラスノスチで西側と交渉し、次のエリツィン大統領がソ連を解体しロシア国へ戻しました(1991)。

これで東西冷戦は終結ですが、西側国はロシア国民の「よい暮らしを」ができないように動いて、今のロシアウクライナ戦争につながります。裏切りが闇なのは、西側国の政府にロシア叩きの意思はなく、裏にいる政商の意向で叩かされている点です。

イラクのケースと似て、ロシアの国営企業は民営化と株式上場しましたが、外資が国の資産を奪い取り私物化する行動です。日本の平成時代に多くの企業が日本国籍から外れ外国資本へと移った、その外圧で国益を失い経済が右肩下がりに落ちたのと同様に、ロシアもやられた。

日本では緊縮財政と消費税増税で国民を貧困化させ、物が売れずに弱った企業をゾンビと馬鹿にして、いらないから外資に投げ売れという空気をつくりました。東芝や日立を馬鹿にする空気。新社長が送り込まれ、M&A関連ファンドを入れて海外移転するスパイふうの手口です。

ロシアではオリガルヒと呼ぶ国際金融系ロシア人が、在来の原油やガスなどの富を独占し、庶民を搾取して日本同様に貧困化させました。だから発端となったゴルバチョフ氏は西側ではヒーローでも、ロシア国民にとっては疫病神となっています。とにかく嫌われています。

エリツィン大統領と違いプーチン大統領は西側にだまされず、自力救済に動いた。西側の新自由主義とグローバリズムは、すきあらば盗み取る強欲です。ベルリンの壁崩壊時の日本はバブルで、米国製版画のローン購入が大流行。その後日本は失われた33年、ロシアは失われた31年。
関連記事
スポンサーサイト



現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?