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芸術界を発展させるには、国が裕福であることが条件です。それで日本の分岐点である経済の話題を増やしました。貧乏ならアートは消えるのみだから。日本だけが貧困化しているのは、社長が馬鹿で社員がサボリで、イノベーションがないからだと思っている人が多いようです。

日本人はこう考えます。領土を奪われないよう防衛費を増やすと、国の金庫にためてある一万円札が多く使われ、減って底をつく。そこで国民のサイフにある一万円札を差し出させ、金庫を補充することで福祉予算を減らさずに済むと。これは日本だけの妄想です。

アメリカ人はこう考えます。軍事費はドルを追加発行して払う。必要なだけデジタルで刷れば全て解決。そのドルは国民のサイフに入るから、景気がよくなる。結婚式のドレスや天体望遠鏡が売れすぎて枯渇しないよう、徴税で金持ちのお金を捨てさせ爆買いを阻止する。

日本の感覚は、二次大戦で弾丸をつくるためにお寺の鐘を差し出させたあれです。年貢米方式。一方アメリカ方式はイングランド銀行が考えた世界標準で、これに完全に変わったのは1973年でした。変化を知らない日本は重税で経済が倒れ、アメリカは伸び続ける。

ならばドイツはどうか。実はドイツは自国通貨の発行権がありません。それでアメリカのように故意に通貨を増量して富裕化させられず、日本のように故意に通貨を削減して貧困化させられず。超国家的団体EUからの、ユーロ仕送りが財源だから受動的なのです。

ドイツ国は日本の県に相当する弱い立場です。ところが裏があり、仕送り元の欧州中央銀行はベルギーでなくドイツのフランクフルトにあり、ドイツ金融が担当します。ドイツを貧困化させるロビー外圧を財政政策でおさえ込め、日本のようなサンドバッグ状態を回避できています。
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?