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日本の各分野で、奇才や異才は排除されやすいと言われます。創造的才覚に冷淡で足の引き合いばかりだと、怒りの意見がネットでもよくあがります。他人の才能を活用せず消し去る国民性だなど、内部告発する声がとても多いのです。

その声が一気に噴出したのが、STAP細胞の余波部分でした。研究所内で部下の才に嫉妬した上司たちが論文を辞退した「ストップザ天才」説が、一時は国内ネットで強く支持されました。今も著名人のブログに残ります。中高年による若者つぶしの陰謀説に、日本全国から「納得」「騒ぎの全体が理解できた」の反応がどっと集まったのです。

各国の科学者が当該論文を精査し、不審カ所が多すぎて驚かれている件は専門サイトにまかせます。そんな才能嫉妬説も一般化すると、意外な落とし穴があります。奇才や異才がわからなければ、スルーして当然だから。才を判別できない人は、才に加勢しないのが普通です。

その実例は美術にあります。一般人があげる優れたコンテンポラリーアートは、名前を見聞きした頻度どおりです。耳にできたタコが大きい名前を、大芸術家と認識します。これは単純にアナウンス効果にすぎず、苦手ジャンルゆえ自主判断できない現象でしょう。マイナーなマイフェイバリット美術家が話題に出ないのも同じで、名前への恋。

光ファイバーは日本人の考案なのに、日本で引きはなく結局アメリカに買われました。それは日本人が日本人の発明に悪感情を持ったのではなく、光通信の実現性や効力がわからなかったからでしょう。

自力で価値の違いがわかることは、思ったより大事です。そこが貴重な才覚でしょう。だからここでも、美術品の良さを覚える勉強を全くすすめません。それよりも、ある作品と似た作品があって、その違いをわからなくする障害物はこれだと、示す方が早いと考えています。
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?