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2022年の大学入試共通テストで、社会の二科目の試験問題が話題になりました。「倫理・政治経済」は出題内容が正しく、「現代社会」は間違いでした。間違った後者は日本人が頭に入れた常識どおりの説明です。それこそが日本の貧困化原因だから、人命に関わる問題なのです。

どちらの入試問題も、銀行融資の仕組みについてです。銀行融資は企業の社長さんやマイホームを買う人が、お金を借りる時の実務です。方法はイングランド銀行が確立したマネー・クリエイションと呼ぶ作業で、これは「貨幣の創造」と訳せます。

創造とくればピンとくる方もいるはず。銀行が誰かにお金を貸すのを、マネーのレンタルではなくクリエイションと呼んでいます。お金を店頭で創造して貸すからです。通帳に数字を打てば自国通貨が生まれる仕組みです。ボタンを押すだけで通貨発行されます。

銀行融資の瞬間に、列島にあるお金の合計が増えます。レンタカーなどは、車を店頭で生産して貸すわけではなく、工場で作られた車の在庫品を貸します。ところが銀行は店頭でいちいち生んで増やして貸します。デジタル版画と似て、在庫の持ち寄りではなく発生させます。

この仕組みを正しく設問した「倫理・政治経済」に対して「現代社会」はどう間違ったか。みんなが預けたお金の一部を、銀行が又貸しすると説明する試験問題でした。世界的には嘘八百で、でも日本で教えているのはこれです。日本では経済の天動説を教えています。

日本人のほぼ全員が間違っていて、正誤がひっくり返っています。アメリカの二人の大統領は正しい方法をとりましたが、日本の目には曲解が続きました。「倫理・政治経済」に正しい設問が出されたのがむしろ謎で、失われた30年の原因を知らせようとした試験問題でした。
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?