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著者が大型コンピューターのプログラム作成会社へ通勤していた時に、仕事仲間から「あそこはまずい」と聞いたレストランがあり、それならと行ってみたことがありました。まずさの正体はすぐにわかりました。味が変なわけではなく、味が薄いのです。

著者は、にんじん、ピーマン、グリーンピース、アスパラガス、ニラ、パセリ、セロリなどは全て好物ですが、カリフラワーが好きでなかったのです。後にカリフラワー、ブロッコリ、芽キャベツなどが嫌いな人が一定割合いることを知り、実験したことがあります。

まずブロッコリを旬頃に買い込み、毎日食べてみました。するとやはり味が足りません。味の方向性がわからず、水っぽいだけで。お湯の味がするみたいな感じ。味が薄い白菜でさえ、もっとはっきりしています。やっぱりそうだった。まずさの正体は、第一に希薄な味です。

ということはカレー粉を入れないカレーは、たぶん嫌いな人が続出することでしょう。カレーソースは、ブイヨンスープとカレールーの合計であり、ブイヨンスープだけのソースでは、水っぽくてまずいはず。

そうめんも水にひたして食べるなら、食べたい人は激減するでしょう。美術作品も味が薄いなら、やはり鑑賞の対象として物足りないに決まっています。味が濃い方が感慨をもたらしやすいと普通は考えるし、特に海外遠征展示の結果はそうなっています。

ところが日本では、濃い美術は子どもが好むだけで、大人は嫌う傾向があるのです。ひとつは美術教育が高尚さを強調してきたせいで、地味な味わいにツウ好みの芸術性ありとの解釈が通っている実態があります。それで美術のどれが傑作かは、内外で逆になることが多いのです。
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?