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怪談話をひとつ。前に風呂場で体を洗っていた時に、ふと予感がありました。自分の両足の間を見つめていると。来るぞと思ったらやっぱり。ニュッと足がもう一本。見える範囲はひざ上から足首にかけて、瞬時に出現しました。自分以外は誰もいないのに。出たーっ!。

著者はすかさず、ひざ下を両手でつかみました。相手が動けないように強く握って拘束し、足を引っ張ります。しかしびくともしません。そこで握力をいっそう強めて、足を引きちぎろうとしました。著者には夢があります。人類史上最初で最後の、幽霊を捕らえた人になる夢です。

しかし相手は動きません。こちらも足を絶対に離しません。相手の足は根が生えたようにどっしりと立っています。足を奪えない理由が徐々にわかってきました。金縛りです。金縛りがゆっくりとほどけるうちに、謎の足は薄れて、ふとんに寝た自分に戻っていきました。夢でした。

スリープ・オン・セット・レムという、突然の異次元感覚で金縛りと、入眠時幻覚を伴う一種の脳の誤作動です。レム睡眠は脳神経のうち体を動かす部位は寝ているのに、一部が覚醒した時間帯です。椅子に座って居眠りしかかった時などに、横に人影があるのも類似現象です。

「また幽霊を捕らえ損ねた」「今度もだまされた」と寂しい思いになります。本物にいくら出くわしても、「残念でした」「本物などねーよ」で終わるだけ。これに似た思いは、絵を描いた時にも起きます。

今度こそ最高作だと思っても、それほどでもなかったがっかり感です。美術家の多くは前作よりも前進しようと考えます。しかし振り返ると、「シリーズ第一作が抜きんでいて、その後は平凡に向かっていた」などよくあります。映画制作にもその傾向があります。
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?