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日本の少子化は、迷信に満ちています。たとえば「今後の日本は少子と人口減を前提に国づくりすべきだ」という誤った指南です。自国通貨を故意に削減して起きたひとつが、少子化急進だからです。少子化の原因は所得減です。具体的にはプライマリーバランスの黒字化目標です。

似た妄想に「がんばって働けば所得が上がる」があります。マクロ経済ではそうなりません。なぜなら政府が発行した自国通貨を山分けして、民間企業の給与や報酬が決まるからです。働いてもお金は増えません。発行すれば増えるのです。日本の壮大な誤解です。

著者は経済ブログで、動物のオリの中のエサにたとえました。アメリカや中国都市部の所得が日本の2.5倍なのは、労働の質ではなく通貨発行が多いからです。政府がお金を2倍刷れば、企業の平均時給は2倍になる計算です。通貨発行量が、働いた人が得るほうびの量になります。

国と呼ぶオリの中にエサを多く置いたアメリカや中国は、一頭当たりの取り分が増えます。思いきりエサを減らした日本は逆に減ります。小さいパイを奪い合うように国民が共食いに明け暮れ、ギスギスが激しい。飲食店が今やられています。

エサを減らした動物のオリでは、個体数が減り、出産も減ります。人口減と少子化です。貨幣減らしが原因だとは統計に表れています。同年齢でも所得が低いほど既婚率が下がり、子どもは普通いない。一方、結婚できた家庭の子ども数は前より増えています。

少子化は、税金を財源とする間違い政策で円を削減したしわ寄せです。少子化は結果なのに原因だとして、男性の草食化や女性の高望みに責任転嫁する俗説だらけ。LGBTや毒女のせいにもして。少子化と企業業績の悪化は、ともに故意に強いた緊縮財政が原因です。
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?