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国際オリンピック委員会IOCのバッハ会長が来日して、JOCの橋本委員との会談で「チャイニーズピープル」と言ってしまい、「ジャパニーズピープル」と言い直した失言が報道されました。世界中から批判されていますが、深刻な問題にはみえません。

古い話では、NHK紅白歌合戦の司会者が「都はるみ」と言うところで、うっかり「みそ」と言ってしまい、美空ひばりと間違ったという話題がありました。これはしかし歌手を混同したり誤認したのとは違い、単純な言い間違いでした。

人間は口でしゃべりながら、並行して言葉を脳内に次々と用意して待機させます。敏しょうで細かい頭の回転ですが、脳内に待機させた言葉が今しゃべっている口に出てしまう現象は、実際によくあります。これは純粋に脳の誤作動です。

たとえば「夜間試合は中止になりました」と言う場面があるとします。「夜間」と言い始めた瞬間に、「中止になりました」という次の言葉が脳内で控えています。その瞬間、神経的に混線します。「夜間試合」の言い出しで「夜間中止」と、つながった造語を言ってしまうのです。

みそら事件のアナウンサーの後日談はそうで、「美空ひばりさん以来の盛り上がり」など、セリフがひらめいた次の瞬間に混線したようです。AIと違い脳内の精度と分離の悪さもまた、生身の欠点であると同時に、秘めた創造性さえも暗示させます。

バッハ会長はあと7カ月を切った2022冬季五輪北京大会につなげる言葉も、気にかけていたと想像できます。ところで五輪を縮小した金銭損失は、関係国が通貨発行すれば払える理屈です。世界全体が信用貨幣論への過渡期である今は規律がなく、人命よりお金が大事にされますが。
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Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?