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「税金は国の財源でない」というメカニズムを聞いた時、著者は版画に関して書いてきた論説と整合するので即納得しました。しかし常識とは逆だから、変調をきたす者が非常に多いことがわかります。人類のお金への理解は、よく天動説にたとえられます。

間違いを刷り込まれた後に本当の話に触れた時、受けつけずに払いのける反応が、いわゆる認知的不協和やセンメルヴェイス反射です。最近は家庭からも聞こえます。自分の性は逆だと、息子や娘がカミングアウトした時だそうです。もうひとつは、実の親ではなかった告白です。

既成の概念と反対のひっくり返った事実が出てきた時に、人はついて行けるかという問題は、もちろんすんなり追従すればよいわけでもなく、慎重に考える必要もあるでしょう。水にモーツァルトを聴かせると味がよくなるなど、似非科学ビジネスもつけ入ってくるのだし。

「税金は使うために集めるお金ではない」は、多くの学者に激しい拒絶反応をもたらせています。実は美術にも似た倒錯はあるのです。それは日本だけが陥っている間違った前提として、日本の美術を飛べなくしている負の遺産です。

それは何と「美術」という語です。英語のアートにビューティフルの語はつきものでない。ドイツ語のクンストも、シェーンは素晴らしい方向の意味です。美という漢字のせいで、日本のアートは「きれい」に偏ります。世界名作を権威追従でほめて、その実嫌う人が多い遠因です。

誤訳が錯誤をまねいた例は日本経済に多くあります。ガバメント・デト(政府負債計上)を「国の借金」と誤訳し、返さなければと勘違いしてブランドや特許や領土を外資に売り払うありさまです。ガバメント・デトは借入金でなく「通貨発行の累計」を指し、多いほど経済大国です。日本の苦難は要するに笑い話です。

→ 日本政府は円のお金を誰からも借りていない説明
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?