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何度も書きましたが24年間日本が傾いた原因は、自国通貨の削減を続けてきたからです。国民のほぼ全員が貨幣の本質を誤解し、お金の動きを止めれば出費が浮いて、お金を温存できて国が強化される勘違いです。東日本大震災は、インフレ好況でなくデフレ不況を直撃しました。

貧困化のせいで多発したのが、引きこもり問題だったそうです。若者を中心に引きこもりが増えた社会現象は、失業に始まり就職口が少ない問題です。好景気の頃は、引きこもりという流行語すらなかったし。

引きこもりの息子を母が避難させようともめるうち津波に飲まれ、職場や遠方にいた親族が遺体安置所で対面する悲劇が、かなりの件数あったそうです。消費税が倍になった今より当時はましだとしても、不景気で体を動かさない人が増えた時代を襲った大地震でした。

勘違いは続きます。「津波の避難を誤り、生徒や児童が亡くなった」という裁判で、原告への冷たい非難もそうです。遺族を叩く動機の根には「損害賠償は僕らの税金が払われる」の勘違いがあります。税金は財源でなく通貨価値の保全だと国民は知らないから、お金を惜しむのです。

独立国には通貨発行権があり、マシンのボタンで増やしたお金を支払います。支払いを食い止めるとお金が増えないから、日本だけが不況なのです。この日本の自滅行動を、やがて米政府がストップさせる可能性が出てきました。米中の戦いで、米が日本の故障を直す意図です。

世界はすでに積極財政、政府がお金を発行して国内にばらまく正攻法へ移っています。日本の報道は当然、世界情勢を伏せガラパゴスを保っています。しかしNHKラジオを聞くと、キャスターは国民に伝えたがっていて、上から止められたもどかしさがマイクから伝わります。貨幣観の逆立ちが外圧で修正されたら、美術市場も何とかなる気が。
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?