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正月の駅伝で、オートバイの話題がありました。コースを回る白バイがいつもの日本製オートバイでなく、ドイツ製に替わっていたからです。それがまた電気バイク。排気ガスを出さない電気オートバイは日本製が限られ、ドイツ製のBMW社を輸入したわけです。

電気自動車のニュースのたびに、アンチ電気の熱く激しい反論で埋まります。電気自動車の時代は来ないとする根拠のひとつは、エコは名ばかりで発電時に二酸化炭素を多く出し、しかも原子力発電所でもめている日本では電力不足で普及しない予測です。

また車用の電力設備が国内にほとんどないから、設備ができるまでガソリン車に注力するのが得策だという意見もあります。さらには山間部の課題、エンジンの余熱で暖房し放題のガソリン車と違い、雪で立ち往生して助けが遅れると電気をすぐ使い果たして凍え死ぬ意見もあります。それが実際に起きた北海道では使いものになるわけない、と。

そんな懸念を、世界の流れは振り切っています。特に中国とインドなど自動車が後発の人口大国は、ガソリンと電気の優劣は無視します。駆け出しが世界を制覇するには、伝統を否定する未来指向しか選べません。電気自動車の欠点は、これから解決するだけの話です。非常用発電機をオプションにするとか。

色々選べる中から適切に選ぶ発想でなく、時代の主導権を取る競争だけがあります。ちょっと連想するのは、ガソリン車は写実絵画へのこだわり、電気自動車は抽象絵画という類型です。日本は家電、PC、携帯、電子書籍で、進出を躊躇しては先端を喪失しました。ドローンもか。

日本が電気自動車に消極的な理由に、世界で日本だけが故意にお金を減らす策で、経済衰退中だというデフレ不況があります。IT停滞と同じ。コロナのワクチンも、日本は売るのでなく買う立場です。お金を発行すれば前へ進むのに、貨幣の仕組みにうとくて自滅状態です。
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Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?