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コンピューター時代に世に広まった単語に、デスクトップやアイコンがありました。アルゴリズムというプログラミング用語も、近年はよく見聞きします。意味は「計算手順」ですが、拡張されて動作の計画書も指します。

たとえば1990年代のMacintosh漢字TalkやWindows 95のパソコンでは、時計や砂時計が延々と表示され待たされました。これは、子どもに買い物に行かせた時のトラブルが似ています。しょうゆを買ってくるおつかいで考えてみます。言われた店へ子どもが買いに行くと、その製品がなかった場合です。

電話をかけにくい時代なら、子どもは買わずに帰るか、別のしょうゆを買うかを自分で判断します。買わずに帰るなら、取り寄せ注文するか。別のしょうゆを選ぶ基準は、価格か、メーカーか、原材料か。別の店へ行く手もあります。

事前に打ち合わせておかないと、子どもは途方に暮れます。この種の動作停止がパソコンで起きたのが、フリーズやハングアップです。たとえば起動の際に製品CDを入れておくアプリは、入れ忘れた時のアルゴリズムが記述されていないと、CDを無限に探し続けて止まりません。

アルゴリズムで場合分けした行動パターンが、人工知能の構造になっています。これを芸術に当てはめようと考えてみました。しかし考えるアルゴリズムがこちらにないから、ここから先に進みません。

創造にはどこかに論理飛躍が入るので、通常のアルゴリズムから脱線すれば突破口となります。技能を積み上げたりでは不足です。人工知能に絵を描かせた時、アルゴリズムに従わないアルゴリズムを記述し、暴走するようにしておけばよいという謎の理屈になります。
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Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?