fc2ブログ

-
ネットで幻化していたイルカの『蒼い狼』。そのスタジオ曲入りアルバムに「ハンプティ・ダンプティ」の歌詞が出る別曲があり、最近やっと見つけました。『マザーグースの唄』に登場する卵型のキャラということで、危なっかしく壊れやすいもののたとえだそうです。

今の日本で危なっかしくて壊れやすい筆頭は、コミュニティーのつながりです。通貨発行への誤解で金欠となり貧困化が進むにつれて、国民の不仲が進みました。餌を減らした動物のオリに似た共食いです。高齢者と障がい者は、働く世代の憎悪の対象となり、殺傷事件も続発して。

コロナ給付を省きたい願望対象は飲み屋や風俗店に広がり、大阪都構想では公務員や出入り業者が掃討のターゲットでした。奇妙な国策で円を減らし経済縮小させたから、一人あたりの所得が減少しマネーストックが収縮し、国民はケチで怒りっぽい性格へ向かっています。

通貨発行を削減させる進言者が、住民に国や地域を見放すよう仕向けています。動乱で市場機会を生む国際ビジネスが他国で排撃されたので、無防備な日本に集まっているのです。カッとなった勢いで何かをまとめて捨て去るアナーキーが、日本各地で住民騒動を起こしています。

ハンプティ・ダンプティは、熱力学の第二法則を説明する寓話でもあるらしく。上から卵が落ちて割れたら元に戻らない、エントロピー増大の説明です。エントロピーとは、整とんされた部屋は小さく、散らかると大きくなる、乱雑さの概念です。芸術創造にも当てはめられます。

整った絵をかく画家も、年月経て乱雑へ向かう傾向があります。破壊と保全の二つの対立が無意識に進行するものです。二つが表現の裂け目になる理屈です。二つの片方が一方的だと芸術になりません。昨今の日本では、画家よりも市民の方が革命好きでアナーキーです。
関連記事
スポンサーサイト



現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?