ビートルズ『ラブ・ミー・ドゥ』3種類の芸術性【ピート・ベストも】
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
1962年10月5日のビートルズ、デビュー曲の謎は今も語られます。『ラブ・ミー・ドゥ』のドラムが、リンゴ・スターではなくアンディ・ホワイトというスタジオミュージシャンだった点です。これは初のアルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』に入ったバージョンです。
シングル盤はリンゴ・スターが叩いています。二人のドラムはよく似ています。ところがこれらは第三と第二のバージョンで、第一がピート・ベストのバージョンです。ピートだけはドタバタ音ではなく、スカッとジャズふうな音になっていて、やや軽妙です。
ピートの演奏はイメージが違うからと、他の三メンバーがチェンジを要求した結果、関係のあったリンゴが入ったのです。しかしリンゴの録音はプロデューサーのジョージ・マーティンが気に入らず、アンディ・ホワイトに新たに叩かせて、リンゴはタンバリンでの参加でした。
このデビュー曲の事件は、とっくにきしみを解消して和解済みですが、こうして『ラブ・ミー・ドゥ』は三バージョンが出回っています。ただもちろん普通に動画を見ても、アンディ・ホワイトのバージョンばかりに出会います。
どれが一番よいかは、おそらく皆が知るそのバージョンでしょう。なぜかといえば、その曲だけタンバリンが入っているからです。地味な曲にもおかずを一品加えて、差異を際立たせる後のやり方を踏襲していて、ジョン・レノンのハーモニカとうまく合うのです。
95年のボックスセット「アンソロジー」では、デビュー前の曲も加えられていました。ピート・ベストがドラム演奏する曲が10曲含まれ、ポール・マッカートニーはギャラとして売上見込みの印税を、ピートに800万ポンド(今なら11億円)払ったと記録にあります。
シングル盤はリンゴ・スターが叩いています。二人のドラムはよく似ています。ところがこれらは第三と第二のバージョンで、第一がピート・ベストのバージョンです。ピートだけはドタバタ音ではなく、スカッとジャズふうな音になっていて、やや軽妙です。
ピートの演奏はイメージが違うからと、他の三メンバーがチェンジを要求した結果、関係のあったリンゴが入ったのです。しかしリンゴの録音はプロデューサーのジョージ・マーティンが気に入らず、アンディ・ホワイトに新たに叩かせて、リンゴはタンバリンでの参加でした。
このデビュー曲の事件は、とっくにきしみを解消して和解済みですが、こうして『ラブ・ミー・ドゥ』は三バージョンが出回っています。ただもちろん普通に動画を見ても、アンディ・ホワイトのバージョンばかりに出会います。
どれが一番よいかは、おそらく皆が知るそのバージョンでしょう。なぜかといえば、その曲だけタンバリンが入っているからです。地味な曲にもおかずを一品加えて、差異を際立たせる後のやり方を踏襲していて、ジョン・レノンのハーモニカとうまく合うのです。
95年のボックスセット「アンソロジー」では、デビュー前の曲も加えられていました。ピート・ベストがドラム演奏する曲が10曲含まれ、ポール・マッカートニーはギャラとして売上見込みの印税を、ピートに800万ポンド(今なら11億円)払ったと記録にあります。
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