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「大阪都構想は嘘だらけの詐欺だ」と批判するブログや動画がネットにやたら増えています。一回限りの約束はあっさり破られ、年内に再投票させる予定だそう。イギリスのブレグジットと逆です。数々の否定的な動画にも、実はある重要な国際トレンドのキーワードがありません。

「ショック・ドクトリン」(惨事便乗型資本主義)です。多くが「なぜコロナの最中に投票なのか」とピンとこないこと自体、すでに術中にはまっています。取り込み中のどさくさの中で、住民に与える情報を制限して熟考を妨げて、新法を通す常とう手段が世界で流行っています。

この語はマスコミの若手職員にも知る人が少なく、放送禁止かも知れません。世界最高の論者の一人と言われるナオミ・クライン(カナダ)のベストセラーが『ショック・ドクトリン』。火事場泥棒的にどさくさにまぎれる、新自由主義とグローバリズムのいつもの手とされます。

日本では福島原発が爆発して国民がパニック状態の間に通した、太陽光パネル発電の電力高額買い取り制度がそれです。買い取り金額が諸外国より法外に高く、下がると宣伝された電気代が上がるなど、ショックに乗じて無理を通す典型です。後の祭で、元に戻せません。

「話が速すぎるから待って」を振り切るのは、ゆっくり説明すると理解されてしまうから。皆が理解する前に賛成を取りつけ、後戻りできなくするレントシーキングです。「大阪市をなくす」の一言を伏せて、何を失うかも伏せて夢だけを見せました。夢とは憎き公務員の退治。

美術のショック・ドクトリンといえば、ダダ運動タイプです。まずピカソ絵画で「美術として許しがたい」とパニックが起きました。「許せないピカソが展示許可なら、これも断れないはず」と惨事便乗した例が、「天皇の顔に弾丸を撃つアートワーク」の参入でした。
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?