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一般には、日本の美術分野が不調で市場も小さい最大原因は、日本人がアート作品を鑑賞する目が古風すぎるから、世界との落差がありすぎて価値観がかい離している問題です。業界人にまでその傾向が強く、ただし問題の内訳の指摘は一色ではありません。

鑑賞者が美術へ不満をぶつけている場面で、全くあべこべの憤慨だったりします。「展示会へ行くと変な作品ばかりだったが、普通のちゃんとした作品を見たかった」。「わけのわからない物が流行っているからつまらない」。しかしこれだと、辛いカレーは困る、熱いラーメンは困るみたいな奇妙さです。

普通のちゃんとした、わけのわかる作品は皆の心得としてすでに既存物だから、今の創造とは呼べません。美点がそのまま、減点ポイントへと裏返っています。この傾向は全世界にあるにせよ、程度の激しい日本は創造の前線にならず、美術後進国にイメージされるわけです。

このように「けしからん」の理由がまるきり逆さまな現象が、今日本を騒がせているGoToトラベルキャンペーンにもあります。GoToトラベルキャンペーンは、コロナ休業で収入が95パーセントも消えた旅行産業や交通会社や行楽地へ、金銭をばらまく旅行割引政策です。

国民が腹を立てるのは、納めた税金を特定業界に与える不満です。これこそが迷信で、国税は財源ではなく市場にだぶつく通貨の間引きです。旅費の割引は国債発行(財務省証券仮払い)で埋めるから、ばらまきが多額なほどGDP減少が埋まり正常化します。国民の怒りは逆で、このばらまきが日本経済を支える道理なのです。

GoToトラベルキャンペーンは、国民に旅させずにお金だけ関連業界にばらまけば正解です。しかし国債発行すると国が破綻する真っ赤な嘘が日本に浸透しすぎており、半額を国民に拠出させて国庫を半分守る妄想で、感染記録更新が続く最中なのに人の行き来を歓迎する奇妙さです。
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?