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世界的なコロナ騒動で急浮上した支障が、新自由主義経済とグローバリズムです。病院や保健所を削減したのが、新自由主義による構造改革。人の出入りを自由にしたのが、グローバリズムによる国境の開放。そうした防疫の脆弱性を、想定外のコロナが世界に示しました。

新自由主義とグローバリズムは長く日本でも流行し、比較的新しい支障は郵政民営化でした。こうした経済の話題でよく出るのが、警察の民営化がテーマの映画『ロボコップ』(1987)です。ロボット警官が活躍する背景として、官業をまかされた民間企業の横暴が描かれます。

官業の欠点で多く指摘されるのが、採算を度外視した経費の無駄です。「民営化すれば採算を度内視できて、黒字を出せて株主の利益になり、バラ色のハッピー」が、新自由主義の主張でした。もちろん我田引水のレントシーキングです。世界は同時不況、日本も貧困化しました。

官業が垂れ流す赤字は国民に流れ、無駄が多いほど美容院もスーパーも時給が上がる経済波及効果があります。無駄が目についた昭和に所得が伸びて、GDPが世界2位になったのは道理です。国の無駄は、民間所得を増やす通貨発行を伴うからです。そこに気づいた対恐慌政策が、新自由主義の対極となるケインズ理論でした。

話を戻せば『ロボコップ3』で民間警察会社は、株主の利益追求に障害となる住民を暗殺する作戦を進めます。日本でも警察権を民間が持つ筋書きは、1960年代から望月三起也が繰り返し漫画にしました。『ワイルド7』の鉄道警官隊や『ジャパッシュ』の公安権委譲団体とか。

国営は通常、インフラや非収益部門や採算が合わない分野です。郵政を民営化した理由も、レントシーキングでした。ゆうちょ銀行の300兆円に外資が目をつけ、国民は虚偽説明を受けジャンク債を買わされ、サブプライムローンに似たグレーな損失です。保険勧誘の不正へ続きます。
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Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?