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日本全国が消費バブル経済のピークとなった年は、1992年でした。その3年後のWindows95によるITバブルは、97年の消費税5パーの緊縮財政のたたりで日本版GAFAが生まれることなく失墜。人類史上最長のデフレ不況国となり今に至りますが、当時の問題児は銀行でした。

当時の焦点は、バブル時代に根拠なく高騰した土地価格の暴落で、不況業種となった銀行でした。「政府は税金を注入し銀行を助けよ」と他国からの忠告はあっても、日本国民が許さない雰囲気でした。昔から銀行は偉そうで横柄で、顧客に恨まれていたからです。

普通の会社員は銀行への感情は特にないのですが、起業家や自営業者からみると非協力的な権力者でした。最悪の揶揄は、「銀行は晴れた日に傘を貸すが、雨の日には貸さない」でした。さらには、事業の有用性を読む熱意が銀行にないという指摘が根強くあります。

象徴が担保主義でした。銀行が企業に資金融資する条件は、土地担保があれば合格、ないと不合格。事業内容と将来性を採点せずに、手持ちの資産を採点してきました。資産持ちの社長のみ選んで金を貸す判定だから、若い新興会社は育ちません。アメリカと逆に、日本は国際IT時代の負け組へと転落します。

「社長の自宅や預金を条件に融資するなら、ただの質屋さんだね」と言われた体質です。これは美術でいえば、作品内容を見てもどうせわからないから、知名度や家柄に注目して評価する感じか。銀行の体質は美術を見る時にありがちな感覚と、だいたい一致しています。

最近は地方銀行の衰退が言われますが、これはデフレ不況と低金利による融資の激減であり、銀行にすればとばっちりです。国債発行を減らす逆走政策で、銀行は飯のタネをなくしてしまい、いらない業界のように言われてしまっています。本当は大事な職種なのに。
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?