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パソコンのメモリー容量が小さいと速度が遅くなり、メモリーを買って増やせば速くなるイメージがあります。しかしメモリー増設では、パソコンの処理速度が速くなるわけではないと、一応知られています。これは語弊というものです。

パソコンの計算処理速度はCPUで決まっていて、メモリーを増やしても計算速度はアップしません。メモリーを増やして起きる変化は、待ち時間の短縮であり、速さではなく早さだともいえます。

これはかつての新幹線のひかり号とこだま号の違いと似ています。東京大阪間はひかり号で3時間で、こだま号だと4時間以上かかりました。しかしひかり号とこだま号は同じ車両の転用なので、ひかり号の方が速いという言い方では的を射ていません。

こだま号は止まる駅が多いのと、駅で待機してひかり号をやり過ごすために長く停車し、待ち時間が長いのです。もちろん何度も止まるから、低速で走る時間も長いのですが、基本的に止まって待つ時間の多さで、到着までの時間が延びるだけです。

メモリーが少なすぎるパソコンはこだま号になります。いくつもソフトを起動したり、多くのウィンドウを開けば、メモリーからあふれたデータをハードディスクのページファイルに書き込んでは読み出す、タスクスワップが起きます。その時間は作業が停止し待たされます。

それで、メモリー増設は厳密にはパソコンの高速化ではなく、動作のもたつきを防いだり、待ち時間を減らす効果となります。これは日本語の「遅い」が、スローではなくレイトの意味になっているわけです。珍しく日本語のボキャ貧で、パソコンの仕組みに誤解が起きる例です。
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Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?