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貧困世帯のみ30万円給付の決定から、全国民一律10万円へと与党が変えました。その国民の反応です。10万円が少額すぎるとは言わずに、一律の平等さに大喜びしています。とりあえずお金がもらえたら喜ぶ姿です。政府の役目を知らないのでは。

ドイツはフリーランスに5000ユーロ配る決定で、60万円をもう配り終えています。フランスは300万円です。しかし日本では10万円で終わる前提です。日本の方が金持ち国なのに、なぜ少ないのか。これは日本人はお金の機能を昔から誤解しているからです。どういう誤解か。

自分たちが払った税金が戻ってくるのが現金給付だと、間違って思い込んでいます。この思い込みは、抽象美術を見て起きる反射みたいな堅固さで、もう何も耳に入らないガンコさ。

ドイツやフランスで配る生活費は、欧州中央銀行が新たにデジタル発行するユーロです。日本も同様に、日本銀行から100万円を3度給付できます。でも10万円。給付すれば国が破産すると、マスコミも勘違いしてしゃべるからです。財界や大学教授も勘違いしています。

本来、日本はいくら給付すればよいかはわかっています。例年のGDPは平成デフレ不況の経済停滞で540兆円です。たとえば金融大手のゴールドマンサックスは、日本のGDPは第2四半期25パーセント減と予想し、金額で34兆円の縮小です。

落ち込みを支えるには、一人27万円で、年間なら107万円です。これはドイツやフランスの金額オーダーよりまだ3分の1ですが、まともな数字に近づきました。でもお年玉をもらったみたいに、10万円に喜んでいます。
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?