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写真は芸術ではないという説は、日本に根強くあります。写真をアートとして考える人を一笑に付し、こきおろす意見が以前からありました。ネット時代の今に始まったことでもなく、日本の民意として写真は芸術の仲間外れや二軍扱いなのです。現に売買市場がなきに等しくて。

しかしヨーロッパは、日本の写真アートに期待しています。それもそうで、世界中の報道カメラは日本製だからです。自動焦点かつ一眼レフ(ミラーあり)という高級小型カメラは、世界で日本国だけが商品化できています。世界のプロは全員が日本製ユーザーだから、日本の写真作品にも何かがあるはずだと注目するわけです。

写真作品に芸術に値するものは宿らない、あるいは撮影作業は芸術行為ではないとする考えと、それがなぜ日本に多いのか。理由を探り、日本人の芸術観の根底にあるものに触れています。

便器をアートと解釈する何でもありの時代に、写真に限ってアートから排除したがる不自然な不寛容が、ちぐはぐに思えないでしょうか。ここでは、心霊写真をめぐって日本人に潜伏する写真への教条的な思いを確認し、日本で写真アートが低い扱いを受け、広告写真家以外のフォトアーティストでは食っていけない問題を考えます。

第7集に収録
抽象絵画
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?