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レストランや定食、ラーメン店など、全国の飲食店の情報サイトが人気です。ところがそれらを公正取引委員会が調査するそうです。きっかけは、サイト側にお金を払った料理店は採点が上がり、払うのをやめると下がった苦情です。恐喝かも知れない疑いです。

また「この店はまずい」とやぶから棒に書かれた店が、契約もない掲載を外してもらおうとしても、外さないという。これでは、デマを広めて他店を倒産に追い込めてしまうわけで、風評テロの温床になるとしても苦情があるのです。アメリカ大統領選挙のフェイク競争と同じ。

似た話は最近、NHKラジオでも伝えました。ネット通販店の口コミやレビューです。サクラを動員して星五つを山と投稿したり、ライバル店に星一つの批判レビューを連投して、業績悪化させる不正が盛んだという報道でした。買わなくても投稿できる通販大手もあったし。

実は著者に、そのサクラ役の仕事が時々来るのです。この製品をあげるというから関心ありにYESと返すと、レビューを書いてくれとの条件が追加されます。「製品を使ってから書きます」と返事すると、失格の通知が来ました。作り話の使用感想を書く仕事の依頼だったのです。

後の手口は、まずサクラが製品購入します。作り話のレビューを投稿すると、不良品扱いで返金されます。しかし製品は返さないで、開封せずにオークションに流して換金する段取りです。デフレ不況ニッポンで、詐欺で食いつなぐ国民が激増した闇社会の定着といえるでしょう。売春で食いつなぐケースと似通ったパターンです。

「僕は製品レビューを話半分に受け取るから関係ない」と、情報強者は自慢します。でも、半分もだまされているなら大きい。だまされていない自信が強いほど、より完ぺきにだまされた状態なのかも。風評に染められない賢人なんて、もう存在できないほどの情報化時代です。
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?