fc2ブログ

-
芸能界のベテランや重鎮が、テレビやラジオのキャスターとして、孤立している様子がしばしばみられます。ラジオ番組でよく聞くのはこれ。「マイケル・ジャクソンがプリンスをフューチャーした曲」「あれは次の作品のシュミレーションだった」。

若手は正しく言っているのに、大物に限って間違いが直らず、何週か後でまた言っている。「先輩、フューチャーは未来です。前面に目立たせる意味ならフィーチャーです」「先生、シュミレーションじゃなくて、シミュレーションじゃないですか」。

なぜ誰も指摘してやらないのか。たぶん、時間がたてば不利益になるかも知れない心配でしょう。他人の誤りを正すのは、先輩が後輩に対してならできても、下がやると角が立つ。だから上は放置されます。

最近ユニクロの会長が、驚くべき意見を語りました。「国の歳費(年間予算)を半分に減らさないと、30年間落ちた日本はおしまいだ」。これは体重29キロに落ちた大人へ「カロリーを半分に減らさないと死ぬぞ」と言う警告と同じ。死が近いのは確かでも、解決策は180度逆。この誤解どおりに逆走した日本の30年でした。

予算が小さい種目ほど、五輪で弱いのと同じ。強くするなら予算を減らすのでなく増やす。30年間落ち込んだ原因は、貨幣プリンターを使い惜しむ特殊な宗教です。その正体は、基礎的財政収支均衡。国民資産を減らす新自由主義経済の宗派です。財界向けに人件費カットが主目的。

日本企業が低調なのは、客が人件費カットされて貧困だから。で、高級ファッションが落ちてユニクロが伸びたわけ。解決は政府が歳費を増やして徴税を減らし、差分の貨幣新造を巨額にすれば、貨幣量が増え商品が売れ出す。だがこの仕組みを後輩も知らず、なので指摘も不可能。
関連記事
スポンサーサイト



現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?