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児童相談所の職員が手をこまぬくうちに、親の虐待で子どもが死亡する報道が続きます。警察と連携する態勢があっても機能しなかった事件の数々。背景はデフレ不況で、子育てが負担にすぎる貧困化と、公務員削減や非正規化など緊縮財政も一因。衰退途上国化の表れです。

死者が出て初めて腰が上がるなどと、日本でよく指摘されてきたお役所仕事も一応あるでしょう。しかし国民性の反映もまた見落とせません。2000年に起きた高速バスのハイジャック、いわゆる西鉄バスジャック事件が参考になります。

人質の女性客がSAのトイレへ行って通報し、カチンときた犯人の少年が車内の別女性の首を包丁で刺したむごい事件でした。最後まで車内に残された女性客は考えました。「男性客だけ途中で降ろされたあの時、力を合わせてスキの多い犯人少年を何とかできたかも知れない」と。

一方の男性客はこう考えています。「少年の生け捕りは無理でも、撲殺や絞殺は可能かも。しかしそれだと犯人は僕になる」。通報を受けバスを取り囲んだ特殊部隊たちも、狙撃ライフルを手に似たことを考えたかも知れません。男性たちは手加減しました。自分が大事だった。

「今日午後、路線から外れた西鉄バスの車内で、男性と少年がもみ合いになり、殴られた少年が搬送先の病院で死亡しました」「男性は駆けつけた警察官に逮捕されました」「少年が刃物を所持していた情報もあります」。男性は留置され、主犯格として殺人容疑で取り調べられ、職場を解雇され離婚され路上生活へ。

過剰防衛の範囲が広い日本で、児童の虐待死を食い止めるのは無理で、現にできていません。児童相談所は犯罪の事前強硬阻止がご法度な日本で、やるだけのことはやっており、現に虐待を食い止めた成功ケースが多い。ただ法外な飛躍行動はアナーキーな芸術家には可能でも、善良な職員には無理。現にできていません。
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Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?