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日本の消費税が不幸を呼ぶのは「新財源」「安定財源」が目的だから。お金を発行する立場の政府にとって、発行したお金を回収しても貴重品ではない。なのに各国で国税を徴収するのは、物価の安定と所得再分配が目的です。過度なインフレと社会不安やテロを予防します。

税の原理はこう。「好景気で遊ぶ金が余れば、増税して景気を冷やす」「不景気で遊ぶ金がないと、減税して景気を温める」。金満なら上げ、金欠なら下げます。結果はどちらも税収が上がります。国民がとられて平気な時に増税し、とられて困る時に減税する原理。ちなみにこの原理と逆を行っているのは日本だけです。

なぜ逆か。泣き面に蜂のロマンでしょう。困窮時の追い打ちが生きがいという。痛い目にあうと喜ぶ体質が、死者の続出も平気にさせる現象。二次大戦と同じ調子で。このマゾ傾向で、不況時の減税にポピュリズムを感じ、増税にヒロイックを体感する。楽な方が合理的なのに、痛みを伴う方に正当性と社会貢献性を感じる自滅行動でしょう。

減税はありがたいだけにバチ当たりと思い、不況下なのに増税に好感を抱く。苦しい制作ほど芸術性が上がる的な、あれと似るような、似ないような。最終的に消費税を美術と同じに扱ってしまった。んっ、美術と同じ扱いとはどういうことか。それはこうです。

「僕にはよくわからないから、良し悪しは上で決めてくれ。決まったら教えてもらえば僕もついていくから」と。公募コンテスト展覧会がこの感覚で、上が決めた評価を正とする上意下達が定着済み。「どれがいいかは各自が決めよ」と言われると、逆に「そんな殺生な」。

「増税が間違っているなら、やるわけがないから」「やっているということは正しい証明さ」の発想も、日本的な上意下達の走り方なのかも。「上が決めれば正しく、下が決めれば間違い」という、美術コンテストのやり方と話がつながった!?。ちょっと強引か。

抽象絵画

76 絵をへたにかく意味はどこにあるのか
77 タイムマシンでゴッホを助けられるか
78 美術館はなぜつまらないのか
79 おもいでの夏、主役の音楽
80 芸術と精神病の意外な関係
81 現代美術展はなぜつまらないのか
82 セザンヌの絵がわからない場合
83 夏目漱石とリボンの騎士、芸術と異国情緒
84 芸術がわからない人は世に何人いるのか
85 ゴッホの絵は時代を超えていたのか
86 美術の意味に意味はあるのか
87 日本人はなぜ絵やアート作品を買わない? (タイトルエディット)
88 日本の現代美術は世界に遅れているのか
89 日本人はなぜ芸術で金もうけしないのか
90 空飛ぶ円盤UFOと、宇宙の芸術 1
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?