FC2ブログ

-
ナチスの総統アドルフ・ヒトラーは1945年の自決後も、生存やUFOや南極や火星など都市伝説が多くあります。オカルトではなくリアルな話題として、ヒトラーがかいた古い絵が、2007年のオークションで高値で落札されました。国際ニュースが駆けめぐり、しかしどのコメントも一面的で、美術界のスクラムは微動だにしませんでした。

「ワルが作ったアートは評価できない」という道理と、「有名人は凡作でも高く売れる」という、少なくとも二つの道理がからんでいます。超有名な超ワルならば矛盾が生じ、超凡作がどうなるかという問題です。この簡単に片づけられない人類の不安を整理するために、ヒトラーの作品に言及したやや長編です。

「ヒトラーが傑作を手がけていたらどうなったか」と、「ヒトラーが善玉だったならどうなったか」というタラレバ仮説を考えてみましょう。ところがこれらは仮説で終わらず、だんだん真実へとずれ込んでいくであろう将来が考えられるのです。

ヒトラーの絵に「ノー」と言うなら、他にも「ノー」と言うべきスターアーティストが今も世にそれなりに多い。ヒトラーだけを歴史的芸術家の名士からうまく除去できる線引きが見つからず、人々はアートの大衆的行動にため息をつくのです。芸術なんてわからないと言う人は、ヒトラーにカモにされ、彼が名士となる足場にされています。

第2集に収録
抽象絵画
関連記事
スポンサーサイト



現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?