美術作品の全てに共通するコンセプト【バラ、美女、ゲルニカ】
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
「この作品は何を伝えたいのか」と疑問を感じる絵や彫刻は多いもの。作品ごとに形も色も違い、造形や方向性もまちまちで、鑑賞に行き詰まる方も多いでしょう。実は理解の突破口があり、全ての作品に共通するコンセプトがあります。どの作品も同じことを言っています。
それは「平和」です。作品が伝える決まった概念は、平和と繁栄です。わからない作品に出会えば、「これの意味は、平和を大切にということだな」と思えば、必ず当たってしまうのです。
たとえばスペインのソフィア王妃芸術センターにあるピカソ『ゲルニカ』は、爆撃された街で人々が逃げ惑い、バラバラ遺体が散乱したキャンバス画です。当然美しい光景を描いたのではないから、バラや美女を描いた油絵とは違う世界です。
なのに『バラ』『美女』『ゲルニカ』には、共通して平和を願う思いが込められています。全く違う方向の作品でも、その共通コンセプトだけは全てに備わっていて、個別に謎を解く必要はありません。平和を肯定しない作品は存在しないから。
絵画や彫刻を見る時には「これは要するに平和が言いたいわけだ」で、百発百中です。画家Aの平和表現、彫刻家Bの平和表現という異口同音が、アートの隠れた普遍性です。悪魔的な造形であれ、ゴミを積み上げてあれ。ということは、平和をテーマにかかげた美術展は無意味です。
なぜ作品が平和主義なのかは、ものづくりの普遍性でしょう。ついでに作品作りは子育てみたいなものかと、こじつけた説明もできます。種の保存、生存本能ではないかと。ところが、一部に例外があると気づきました。ひとつはトリックアートです。
それは「平和」です。作品が伝える決まった概念は、平和と繁栄です。わからない作品に出会えば、「これの意味は、平和を大切にということだな」と思えば、必ず当たってしまうのです。
たとえばスペインのソフィア王妃芸術センターにあるピカソ『ゲルニカ』は、爆撃された街で人々が逃げ惑い、バラバラ遺体が散乱したキャンバス画です。当然美しい光景を描いたのではないから、バラや美女を描いた油絵とは違う世界です。
なのに『バラ』『美女』『ゲルニカ』には、共通して平和を願う思いが込められています。全く違う方向の作品でも、その共通コンセプトだけは全てに備わっていて、個別に謎を解く必要はありません。平和を肯定しない作品は存在しないから。
絵画や彫刻を見る時には「これは要するに平和が言いたいわけだ」で、百発百中です。画家Aの平和表現、彫刻家Bの平和表現という異口同音が、アートの隠れた普遍性です。悪魔的な造形であれ、ゴミを積み上げてあれ。ということは、平和をテーマにかかげた美術展は無意味です。
なぜ作品が平和主義なのかは、ものづくりの普遍性でしょう。ついでに作品作りは子育てみたいなものかと、こじつけた説明もできます。種の保存、生存本能ではないかと。ところが、一部に例外があると気づきました。ひとつはトリックアートです。
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