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個性的作品が多いショパンのピアノ曲とて、関心がない人はどれも同じに感じます。それは、ビートルズ曲も、ジェット旅客機や結婚指輪のデザインもそうでしょう。誰でも、関心があれば個々の細かい差を感じ、関心がないなら皆いっしょと感じます。当然ながら、関心は買う時に最も高まり、買わないと低いでしょう。

日本の抽象画家は、実はたいてい周囲からこう言われたことがあるのです。「ピカソみたいな絵ですね」。どんな絵でも抽象なら言われます。つまり、美術に関心がないという意味の告白を受けているわけです。「ピカソは子どもの絵と変わらない」も同じ告白で、関心がないと違いは感じ取れません。皆いっしょと感じます。

ところがおもしろいことに、ピカソと子どもの絵の違いは誰も説明しません。美術に多い情報空白地帯のひとつです。子どもの絵はどういう絵か。子どもに何ができ、何ができないか。大人に何が勝つのか。故意に子どものように描くのは、大人には簡単か困難か。そもそも絵画の児戯は価値がないのか。それらは、ほとんど情報がありません。

少子化で子どもに無関心になっていく日本で、幼少期のアートの秘密に関する話題です。芸術なんて関心がありませんで終了せずに、芸術の成り立ちへさかのぼる手がかりとなる子どもの絵。その謎を探ります。

第1集に収録
抽象絵画
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?