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UFOがネットで話題になるたびに、決まった意見がずらり並びます。「宇宙はこれほど広いのだから、宇宙人がいないわけはない」「出会えるかは別にして、確実に宇宙人はいる」「いないと言う者は頭がおかしいか、単に馬鹿だろう」。で始まる。

「宇宙には恒星の数が多い」「恒星が集まった小宇宙も多い」「小宇宙が集まった大宇宙も一個ではないらしい」「そんな末端の恒星一個につき惑星が十個はある」「地球に生物がいるのだから、他の惑星にいないなんてことは全くあり得ない」。と自信たっぷり。

「しかも水や空気なしに生存する生命体もいるかも知れない」「人類が思いつかない生物も含めて、何かが絶対にいる」「科学は無能だし」。こうした実感を持つ人が多い。しかしこの「宇宙人が間違いなくいる」断言は、結論ありきの心情に引きずられている疑いがあります。

なぜなら宇宙の広さは、1968年のアポロ以前のマーキュリーやジェミニの時代にも、庶民にとっては驚異だったからです。当時月にもまだ行けず、太陽は月の四百倍の距離、その太陽系も模式図よりはるか巨大で虚ろな空間で、まさに気が遠くなっていました。その頃に「宇宙人は絶対いる」との完全断定は、全く聞いたこともありません。

当時も北極星まで1000光年(現433光年)、アンドロメダ大星雲(現アンドロメダ銀河)まで230万光年(現250万光年)と、天文学的数字は今と似た規模です。疑われるのは、その後のSF映画や宇宙ドラマ番組による感化です。ゴム製のエイリアン人形も含めて。

今、宇宙関連ニュースにグレイ人形を添えても、「写真はイメージ」と断りませんね。既存の宇宙人だと思っている読者もいるはず。つまりは「嘘も百回言えば真実になる」現象ではないのか。宣伝に染め上げられた。ちなみにこの格言はナチスの宣伝相ゲッベルスの言葉ではなくて、『シオンの議定書』由来でもなく近年の言葉らしいのです。
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Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?