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美術展覧会の展示物は、世界的に現代美術です。欧米に限らずアジアでも、出し物は現代アートが普通。その美術展が普通に開かれて、人々が普通に見て買えば、アートが身近な街が実現しているのです。それだけのことが、しかし日本では死ぬほど難しい。

日本で開催すると「美術展」「アート祭」とは呼ばず、「現代美術展」「現代アート祭」と呼びますよね。「現代だ」と断る。正規と非正規の差みたいに、現代モノを区別するのが日本です。これが著者が言う現代アートの特殊化です。その反対語は一般化。

で、その現代作品はといえば、自転車を100台積み上げたり、舞台上で焼き芋やポップコーンを作ったり。子どもが参加する遊具アートだとか。竹を並べて焼いてパーンと破裂させたり。芸術は爆発だ、自由な衝動だ、絵画や彫刻は古い、世界の流行に目を覚ませという主張です。

ところが欧州のアートフェアの出し物は、絵画や彫刻です。キャンバス画の内容が爆発しています。本当に火をつけたり爆竹を鳴らして、爆発を具象表現するわけではなく。パワーショベルで穴を掘り、この深さは芸術の深さなり・・・欧州のメインはそっちではない。

欧州美術展のサプライズは、三大画家タイプです。一方日本では、ダダ運動タイプの奇抜で「どうや」。欧米はキャンバスに絵具を塗ってドヤ顔。日本は地面に穴を掘ってドヤ顔。もう周回遅れなのに。

世界の新作美術は、市民の手が出る絵画で市場をつくります。それは、日本の手は出にくい奇抜な造形ですが。対する日本の本気アートは干し草を積み上げるなど、「手が出ない」の意味まで特殊です。何度登場しても国民は身を引いて、非正規アート扱いをやめてくれない。
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?