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「日本では美術は売れない」と言うと、反論も来ます。「売れるやつは売れる、売れないやつは無能と知れ」と。しかし、日本のギャラリストに美術を売る話をしても、関心がないものです。「まずは見せて」とならず、前向きの反応とは違う。この実態をどう説明するか。

国内の商機の乏しさが、前提とされてしまっています。作品が何であれ売るのは無理と、専門家は決めちゃっていて。美術販売を虚しい徒労とし、内容どうこうの問題ではないという認識が固定しているから、前向きになれない。

外国から日本へ現代美術を学びに来る者は稀少です。日本からはパリやニューヨークを目指すのに、トーキョーへのアート留学を夢みる外国人は珍しい。ウルシ塗りや楽焼き茶碗など伝統芸への入門はあれど、現代絵画で日本に乗り込みはしないでしょう。

理由は確かな美術市場がないから。「アートジャパン」なる名門アートフェアも、現にない。ならば、先の「売れるやつは売れる」の内訳は何なのか。確かに芸能タレントの絵や「欧米で評価済み」は完売します。身内買いや知人買いも伸びているし。投機と援助が正体か。

それらのスポット的な現象は、広く国民がアートを買う一般化とは逆向きです。一般化でなく、特殊化している。そんな空気を読んだ国内美術家は、海外脱出を試みます。クラウド・ファンディングも、外国展示の成功談が多いし。

作品が売れる市場が細いから、作品が不出来になる循環の構図もあります。日本にすでにあるがまだ知られない隠れ美術のみに、未来を託せる気がします。現状はアートの浸透不足ではないから、既存作品の宣伝を強化するよりは、未知の作品を表に出すことが先決でしょう。
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?