ピラミッドやアポロにアートもロストテクノロジー【MT車も運転不能】
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?

ナポレオンの記録によると、当時のフランス軍はエジプトのピラミッドを偉大な先人の偉業と認識していたようです。「はるか昔の人たちは頭と体を使い、未来人の我々を驚かせる成果を出した。諸君もピラミッドの頃に学ぼうではないか」と。
それに対し、今はばくぜんとこういう感覚。「昔の人は知恵も力もないから、ピラミッドをつくれっこない。当時地球に来ていた宇宙人が建造したのだろう。その証拠に、ピラミッドのつくり方は今も不明であり、人日計算では不可能とわかった」。「第一、僕にもつくれないし」。
同様の認識は、実は多いのです。たとえば、一番深い海底まで降りたトリエステ号。音速の倍以上で巡航するジェット旅客機コンコルド。そして地球から時速100キロで160日かかる距離の月面へ、2人を6回運んで地球に戻ったアポロ宇宙船。
前二つは、存在も忘れられています。現代人のよくある思考は、実物が残るピラミッドは「地球外生命体が作った」。画像と映像が残るアポロは「アメリカ国が芝居した」。「今の誰もできないから、昔の人にできたわけがない」「ねつ造だったなら説明がつく」と。断言まではいかなくとも、半信半疑の新世代が急増中。灰色でゆれる状態。
二点がいえるでしょう。人類はIT以外は退歩し、ロストテクノロジーの渦中にいます。古人より能力が落ちた現代人。身近な例でも、暗算が苦手、漢字が書けない、手で洗濯できない。洋裁和裁、フィルム現像、MT車。もう一点は、昔より今の方が何もかも上とみる自信です。
ピラミッド、トリエステ号、アポロの時代は、芸術性も高かったと推測できます。ハイテク時代にアートもロストぎみかも。でも右肩上がりは続いている前提が抜けない。そのため古代芸術は宇宙人で、近代芸術は精神病でと何となく感じやすい。結論。現代人は意識高すぎ。
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