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ビットコインは矛盾した存在です。誰もがどこへでも自由に送金できるなら、密輸組織やテロ国家へも自由に送金できるから。ゲームや放送番組のガード解除プログラムと似た反社会性を持ちます。爆弾テロなどと闘う各国政府は、慎重に制限もかけるでしょう。

そのビットコインがユーザーへの信用で決め手を欠くのは、ある焦点が常にぼけるからです。それは理論と実質の差です。たとえば現金に戻す手続きの詳細情報がない。一人が戻すだけでも総資産が減るから、妨害するかのように。社長の横領を疑われるマウントゴックス事件の弁解はこうでした。「全体の安全は完ぺきだから」。

ならば、取引所は「いらない子」だったのか。全体に貢献する役目があるなら全体の問題で、泥棒が窓口になる制度は欠陥です。そもそも、現金を払い戻さない自由が取引所にあるのか、売り買いの指示に従わない権利を窓口が持つのかが、常に伏せられています。

実測値をたずねても理論値が説明され続ける現象は、アートを連想します。机上の理想や願望のお題目は、アートに多い。ゴッホとポロックはどちらも本物の芸術ですよと言ったそばから、「芸術はデッサン」とは何のこっちゃ。話のわからない分野の横綱がアート。

アートもビットコインも、大きく値上がりするとニュースになります。ここで、仮想美術のビットアートを考えてみます。パソコンやスマートフォンで電子美術を鑑賞するヴァーチャルな世界。各端末のウォレットが不正防止装置で、一ビットアートの価値が変動する仕組み。

ビットアート購入者も他人にすすめるはず。コイン数も作品数も上限があり、早期購入者は待てばネズミ講の効果があるからです。実はリアル絵画にも同じ効果があるから、『ひまわり』を買った人はゴッホを買えと他人に迫ってよいはず。アートでそうしないのは、価値を上が決めるからかも。
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現代美術はインチキの詐欺ってホント?
Posted by現代美術はインチキの詐欺ってホント?