fc2ブログ

Archive2022年11月 1/1

1円玉を製造すると何円かかるのか【金本位制と管理通貨制度の違い】

1円と4円の関係が二つありました。ひとつは道に落ちている1円玉を拾うなという説です。拾うためにかがんで立ち上がるのに、人体が消費するカロリーが4円分になるから。もうひとつは1円玉の製造費が4円かかる説でした。作れば作るほど損するという発想で、国のやることは意味不明の無駄が多いものだとして、昔から疑問が言われてきました。当然ながら、1円玉の製造に何円かかろうが、問題はありません。製造コストが高すぎるなら工...

  •  -
  •  0

イーロン・マスク氏のツイッター改革【電気自動車が売れる背景】

電気自動車の先端企業テスラ社のイーロン・マスク氏がツイッターを買収し、大改革を始めました。すでに日本側も解雇が始まっているとか。ツイッター社を買収した動機は、赤字企業を安く買い、黒字にして売却するM&Aビジネスです。ツイッターの低迷は、サービスツールの性能の行き詰まりもあるでしょうが、SNSの主催企業に特有の、表現の自由と検閲の問題が影を落としています。典型が米共和党トランプ大統領のアカウント停止で、米...

  •  -
  •  0

選択と集中で企業にイノベーションさせる無理【コンテスト展の限界】

報道でよく耳にするのが「技術革新の産業に政府が支援して、イノベーションを起こして経済成長させよ」の声です。この思想が「失われた30年」を生んだ失敗の巻なのに、今も同じことを言っています。「選択と集中」を国策とするのはなぜ間違いか。競馬の勝ち馬はレース前には不明だからです。どれが勝つかわからないのに賭けても、賭け事です。国にとっては当たりを多く出せばよいから、全産業の全企業に支援するのが得策です。EV車...

  •  -
  •  0

国債60年償還の廃止を与党が提案【二次大戦の敗戦の罰ゲーム】

与党で国債の60年償還ルールをなくす提案が出ました。60年償還とは、実は日本の美術が育たない理由でもあるし、同じ理由で防衛力を手薄にして、他国の侵入や侵略や領土奪取をやりやすくしています。60年償還ルールとは何か。芸術よりも簡単なのか。1997年以降の日本が世界で唯一デフレ不況で衰退途上なのは、国債発行を減らす緊縮財政と、発行済み通貨を減らす消費税が原因です。風呂でいえば、蛇口を細くし、底の栓を全開した状態...

  •  -
  •  0

あくびは今も謎に包まれている【迷信が教育現場で広められた例】

「話し相手があくびをすると腹が立つわ」という人がいました。あくびはたいくつな時に出る不真面目な態度だと解釈して、腹が立つという。その人は「夜に家がミシミシ鳴るのは幽霊のしわざでしょ」と長く思っていたそうです。夜の家鳴りは、気温が冷えて、昼の暖気で膨張していた建材が収縮し、ずれる時の摩擦音です。晩秋の曇天で、急に日光が差すと盛大に鳴ります。著者がこれを子どもの時から知っていたのは、小学校低学年の時に...

  •  -
  •  0