Archive2022年04月 1/1
裁判員制度と美術の公募コンテストは関係あり?【あくまで上が決める】
裁判員制度は市民が相談して民主的に判決を出すコンセプトのはずが、もう形骸化しています。裁判員たちが苦労して出した判決を、裁判所がひっくり返して、過去の判例どおりに決定し直すケースが多いから。過去の判例に合わせるのは、過去回帰の力がはたらいているわけです。現代の新基準に差し替えさせまいとする意味。従来の尺度を保つようにして、時代の変化を起こさせまいとしています。今後の新たな価値観の創造を食い止めてい...
- -
- 0
日本経済はなぜ上がらないのか空回りする世論【根本から大間違い】
著者はみんなが「わからない、理解できない」という事象について「それはこういうメカニズムです」と説明してみせるのが趣味です。「感動した作品は芸術だ」式の切り口ではなく、「人類はこういう特徴の作品を名作として選んできた」と歴史に重点を置くやり方です。「わからない、理解できない」が日本を突き落とした現象が、日本経済の低落と貧困化問題です。貧困化の定義は実質賃金の低下です。物価に対する所得がボリュームダウ...
- -
- 0
やるべきことはやろうという無意味な誓い【一見もっともらしい】
YouTube動画のテレビ録画には、無意味な話題の番組が目につきます。「日本にやるべきことはあるから、それをやっていくことが大事です」なんていう言い方です。この論を張る意味はあるのでしょうか。「やるべきことをやるべきだ」は空回りの要求です。「やるべきことをやるな」「やるべきでないことをやれ」ならわかるのですが。「必要なことをやれ」では人は動けません。「これが必要だ」の一言がないと、人は前に進めないからで...
- -
- 0
バブル時代と平成大不況の間違い解釈【ラジオドラマでも広めていた】
ラジオの音声ドラマでは、社会背景や風潮の描写は一般的な世論どおりが多く、今日の不景気を背景とした回でやはり出てきたのがこれです。「バブル時代に国民がぜいたくをしたせいで、今のような不況になってしまった」と社長さんが嘆くくだり。昭和末期の好景気で一万円札を使いすぎたから、平成時代に一万円札が枯渇して出せず、それで貧困化した説明です。むろん真っ赤な嘘です。嘘を支える思想を「財源論」「貨幣のプール論」「...
- -
- 0
パソコントラブル相談投稿で初心者を叱る無意味【わからない立場】
パソコンが動かないとか動作がおかしい相談は、ネット掲示板の定番です。が、気になる意見が常にあります。質問の情報不足への苦情です。「部品の型番や、OSや各種ソフトのバージョンを書け」と叱りつける書き込みです。そもそも、そうした細かい情報を書かないのがビギナーの証明であり、部品やソフトの正体を知っている人なら自力で解決できています。情報不足こそが重大なヒントであり、ベテラン回答者は情報不足であっても「こ...
- -
- 0