Archive2021年08月 1/1
アフガニスタンから手を引くアメリカ【他国をコントロールする難易度】
9.11攻撃を受けたアメリカは、イラクとアフガニスタンに攻め入りました。イラク国営企業を民営化、株式上場させ、株を米ファンドが取得し大儲け。イラクを貧困化させました。これは日本の郵便事業を民営化させ、ゆうちょ銀行の300兆円をゲットしたのと同じ手法です。この流儀を新自由主義経済とグローバリズムと呼び、他国の国有財産を国際持ち株会社が奪うビジネスモデルです。提唱者はノーベル賞を持つミルトン・フリードマンで...
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国力は生産力で決まる【お金を増刷するには買う商品が必要】
国力や国際発言力の決定要因は、一が核兵器、二が国内の生産力です。国産の商品を多く速く作れ、品質が高いと強国です。高い生産力があるとお金を多く発行でき、金持ち国になるからです。日本ではこれが理解されません。まずは一般論から。生産力が高いと、市場に商品があり余る状態にできます。国民が買っても買っても、品切れが起きない。すると商品不足で起きる値上げ、過剰インフレが抑制できます。この法則があらわになったの...
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選挙の立候補者の公約がおかしい【無駄を削ると貧困化するのに】
「我が人生、芸術だけはどうしてもわからない」と言う人が多いから、ここでは芸術以外でも全然わからないことを並べて突きつけています。たとえば国会議員や知事や市長など選挙の候補者も、よく見るとでたらめを公約にかかげています。「行政の無駄を削減して、所得を上げます」の公約は矛盾しています。無駄を削減すれば市場のお金は減り、所得は下がります。GDPが減り、マネーストックも減る。公約の意味は「動物のエサの総量を...
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レバノンの大爆発と日本のフクシマは同じか【インフレ率と通貨発行】
レバノンのベイルートで大爆発が起きた、あれからもう1年です。爆死や家が失われた被災者を救うお金が、今はないそう。「国のお金がない」という現象は、日本では国を家庭になぞらえて、出費が多すぎて底をついたのだと全く勘違いされています。その誤解が福島原発が爆発した伏線でした。カギになるのは、通貨発行の上限を決めるパラメーターとなるインフレ率です。各国の政府はお金を発行できるから、不足すればボタンを押して増...
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少子化の原因が暗礁に乗り上げ迷信が出回る【因果関係が逆】
日本の少子化は、迷信に満ちています。たとえば「今後の日本は少子と人口減を前提に国づくりすべきだ」という誤った指南です。自国通貨を故意に削減して起きたひとつが、少子化急進だからです。少子化の原因は所得減です。具体的にはプライマリーバランスの黒字化目標です。似た妄想に「がんばって働けば所得が上がる」があります。マクロ経済ではそうなりません。なぜなら政府が発行した自国通貨を山分けして、民間企業の給与や報...
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