Archive2021年07月 1/1
東京五輪と選民思想に演出家の辞任【ユダヤ教揶揄の動機と下地】
2020東京五輪をつくりあげる役職が、選民思想をちらつかせては辞任しています。23年前のコントでホロコーストに触れた一言「ユダヤ人大量虐殺ごっこ」を、米国団体から指摘された件は少し違い。日本にユダヤ教徒蔑視がある理由について、ネットの声から少し考えてみます。一部の動機は原爆でした。ルーズベルト大統領に「ウラン元素が新エネルギーになり兵器になる予想」を伝えたのが、ドイツから亡命したアインシュタインでした。...
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米軍が発表したUFOの謎から出発した芸術論【宇宙は大きいか小さいか】
最近、アメリカ議会からの質問に対して、米軍がUFOに関する報告を行いました。その正体は当然ながら、軍事大国が開発中の秘密兵器として扱っています。しかし日本人は軍や戦闘にまず関心がないこともあり、宇宙人の話だと受け取ります。関心がすれ違っています。宇宙人はきっといるという主張の決まり文句が、「宇宙はこんなに大きいから」というもの。「これほど広い宇宙に、僕らが知らない生物がいてもおかしくない、生物はざら...
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IOCバッハ会長「チャイニーズピープル」と言い間違い【脳内の混線を考える】
国際オリンピック委員会IOCのバッハ会長が来日して、JOCの橋本委員との会談で「チャイニーズピープル」と言ってしまい、「ジャパニーズピープル」と言い直した失言が報道されました。世界中から批判されていますが、深刻な問題にはみえません。古い話では、NHK紅白歌合戦の司会者が「都はるみ」と言うところで、うっかり「みそ」と言ってしまい、美空ひばりと間違ったという話題がありました。これはしかし歌手を混同したり誤認し...
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エコーチェンバー現象はゴッホ時代もあった?【ネットとSNS】
「エコーチェンバー現象」の話題がネットに増えています。群集心理を意味する流行語らしく、思考が近い人がSNSで意見交換するうちに世界が狭まり、片寄った考えを常識だと思い込み、正論のつもりになる反社会的なコミュニティー現象だという説明です。典型としてあげられるのが、ツイッターでのし上がったトランプ大統領です。アメリカで突発した認識共同体の歪みで説明されています。本来なら落選すべき者が、SNSのエコーチェンバ...
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教科書が間違っている経済学の世界的多難【クラウディングアウトと版画】
知られたことかも知れませんが、経済学の教科書は間違っていて、日本だけでなく世界で誤った理論や法則が空回りしています。原因は歴史的な経済学者の有名な本が間違っているからで、一人はアダム・スミス。後輩が敬意を抱くから不幸が連鎖します。美術よりひどい。一例がクラウディング・アウトという法則で、政府が国債を発行すると金利が上昇する関係です。これがデマだと暴いたのはアメリカの研究者で、根拠は何と平成日本の財...
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