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Archive2020年07月 1/1

若いカリスマリーダーの儲け話が大流行【インスタレーションを連想】

大きく儲ける方法を指南する若いカリスマリーダーに共通する理念は、新自由主義経済とグローバリズムへの強い傾斜と、ミクロの視点の徹底です。国全体のマクロ経済や合成現象にかまうな、自分が大事で他人にかまうなという信念です。つき合う人の選別法とか。まず徹底的に「今・金・自分を中心に」です。嫌なら滅びろ、自己責任だという論調。自分のためになることに徹しろ、無駄なことをやるな。できるやつは素晴らしいが、だめな...

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地域祭の気分を伝える叙情作がドイツで成功【現代アート絵画塾】

日本のコロナ騒動の発端となったダイアモンドプリンセス号事件の6日前に、ドイツのジャパン・フェスティバル・ベルリンに陣取った、著者主催のグループ展がお開きになりました。現地スタッフの機転で、滑り込みで最後に買い手がついたのがこれです。夏の雲が見える夕暮れ。祭の楽しい雰囲気とともに、メランコリックな気分を伝える画です。思い出のような、未来を夢見るような。暑い盛りを今年も越えて、秋に向かうしんみり感もあ...

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映画ロボコップが現代経済論に出てくる理由【郵政民営化と似た展開】

世界的なコロナ騒動で急浮上した支障が、新自由主義経済とグローバリズムです。病院や保健所を削減したのが、新自由主義による構造改革。人の出入りを自由にしたのが、グローバリズムによる国境の開放。そうした防疫の脆弱性を、想定外のコロナが世界に示しました。新自由主義とグローバリズムは長く日本でも流行し、比較的新しい支障は郵政民営化でした。こうした経済の話題でよく出るのが、警察の民営化がテーマの映画『ロボコッ...

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ダーウィンの進化論は今も発展し続けている【素人は取り残された感】

著者は生物の進化論に関し、一時多くの本を読みました。ネットがない時代で、今より布教プロパガンダもゆるい頃。布教プロパガンダとは、神が人間をつくった創造説を唱える宗教の視点で拡散させた宣伝を指します。「進化論は科学的に否定済み」という宗教保護用のデマです。顕著な衝突はアメリカで、神が人間をつくったと州の小学校で教えるのは憲法違反だとする訴訟がありました。うちの子に神話を教え込まないでという告発です。...

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人それぞれ論や好き嫌い論を持ち出さない理由【表現への許容の狭さ】

音楽の動画にこういうのがあります。「自分はこういうアルバムが好きです」。ベストアルバム二十枚とかを紹介する映像。すると次の意見が必ず投稿されます。「要は人それぞれってことでしょ」。「個人の好き嫌いで自由に聴けばいいんですよ」。人それぞれも、個人の好き嫌いの自由も、むろん最初から大前提です。なのに、わざわざ念押しするのはなぜなのか。こうした奇妙な書き込みがネットの色々な場面で目に入ります。そういえば...

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