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Archive2018年01月 1/1

現代芸術家はなぜ世界の絵をよく知らないのか

音楽業界には、世界の音楽に詳しい人がいます。雑学が豊富で作曲家や演奏家にも詳しく、交流もあったり。たとえば、ニューミュージックの大瀧詠一や山下達郎は、1950年代以降の英米のオールディーズ曲に詳しく、いくらでも話が出てきます。しかし画家や彫刻家に、そのタイプはあまりいません。もちろん国民が美術に関心も低く、どうでもよいこともあるでしょう。ところが実は、美術家が互いに関わらない慣習も大きいのです。ま...

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ビットコイン投資と絵画投資は同じだけ危険なのか

ビットコインはいつかはきっと暴落するという解説を、あちこちでみかけます。これは奇妙な訴えかも知れません。というのは購入者は暴落を織り込み済みで、マネーゲームに加わり楽しんでいるからです。暴落を願って買う人こそが本格プレイヤーであり、いわゆる仕手筋たる攻撃側にあたります。限られた人数。一方、暴落なき安定志向を持つ大多数はカモ役。ビットコイン価格には物価の優等生的な面があり、売買の動きが価格に反映する...

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苦労して描いた絵が凡作になりやすい理由

野球のホームランと似ています。バットがボールによく当たりよく飛ぶ時には、バッターは比較的楽に動作しています。逆に詰まって飛ばないとか、凡打でアウトの時は、苦心してバットを振り回していて。苦心と成績が反比例する状態です。苦心して美術の傑作が生まれないことは、制作を続けると気づきます。だから傑作に作者の言葉はあまり残されず、名作の裏話を知りたくても当時の話題がないことが多い。作品だけがポツンと残り、い...

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子どものような絵が何億円で落札されるのはなぜか

アートへの疑問で、多いのはこれ。子どもの落書きみたいな絵がなぜこれほど高額なのかという。回答の多くは、自由主義とリベラルで説明され、でもあっちが二億円でこっちが二万円という、価格差までは説明されません。つまり疑問点は最初から複数あります。それらは実験絵画です。子どもの落書きに挑戦する実験として、極論のデモンストレーションでした。モロに子どもの絵を目指し、その運動の新しさと話題性が評価されています。...

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芸術を理解するには優秀な頭脳が必要なのか

頭のよさの指標に、知能指数IQがあります。公務員試験に出る思考力テストが似て、図形や文章の論理などが中心のあれ。他に、総合指標となる中学高校の席次なども。企業が高学歴を採用したがるのは、読み書きそろばんや、比例配分や三段論法などを心得ている前提で、早く現場に投入できる期待でしょう。学閥に価値を置くケースもありますが。実社会ではお客をもてなす頭や、人間関係を調整する頭もあります。上手なウソや悪知恵、...

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アートは自由というスローガンがまねく芸術性の低下

現代美術は好き勝手やり放題だとして、制作側も鑑賞側も不安になり、または逆に感化されてハイに浮き足立つ光景があります。わけのわからない奇妙な表現物に、翻弄される被害の声が多くあって。たとえば市販のキャンバスをバキッ、ビリビリと二つに割り、「絵画を破壊しました」「破壊的創造です」式がダダ運動タイプ。こうしたトンチ表現が集中した時代に私たちは居合わせ、しかもそうした自由表現を認めよと、同意させるリベラル...

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作品説明は美術鑑賞に役立つか無駄かじゃまか

「美術鑑賞の場に説明なんかいらない、作品を見るだけでよい」という意見は根強くあります。美術家の意見に多いようです。作品に説明があると言葉に引っ張られて、個人の感覚を妨げてしまうことは簡単に想像がつきます。一方で、こういう意見もあります。「地元の郷土博物館で説明員から話を聞くと、見過ごしていた書や器に関心が持てました」。言葉の説明があると、作品の見どころに注目でき、興味がわいて他にも色々と見たくなっ...

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芸術論はイデオロギーなのか違うのか

大学生は思弁的、観念的な語に接する機会が増えます。新たに耳にした知的な言葉を、現実社会に当てはめたくなるものです。今ふうに言えば大二病みたいな感じで、人生のワンステップなのでしょう。大学でちょっと耳にした話で思い出したのは、芸術とは何なのかの論争を、イデオロギーの闘いだと解釈してしゃべる者がいたことです。そうならば、「絵画芸術の本質はデッサンの腕である」という考えは、果たしてイデオロギーなのか。イ...

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腹をこわした子どもには水を飲ませるなという美術論

常識が致命的に間違った実例に、「腹をこわした子どもには水を飲ませるな」がありました。アフリカ国の話ですね。子どもの体からどんどん水が出て行ってしまう病気。水分を体に入れなければ出なくなり直ると信じて、水を飲ませない解決策へ向かうわけです。その解決策によって、子どもは死んでしまいます。脱水症状で。しかし勘違いしている人たちは努力不足を自覚し、改めて水を飲ませないよう申し合わせる。結果子どもはいっそう...

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美術家の考えを理解せよのアドバイスは諸悪の根源

その最悪のアドバイスは、ネットにもたくさん出回っています。「現代アートなんか怖くない」「現代美術をもっと理解して楽しもう」というサイトでも、力強く繰り返されていて。このアドバイスが間違っている大きな根拠は、昔のアドバイスもこれだったから。過去あっての現在なわけで、長年続けてダメなハウツーを、さらに強いて好転はないでしょう。作者が何を思いつき何を考え、どういう意図かを理解しようとして、国民のアート嫌...

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