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Category芸術アラウンドトーク 1/3

女子プロレスラーを自殺させたSNS攻撃【テレビの洗脳効果が怖い】

女子プロレスラーのテレビでの言動をSNSで非難するうちに、女子プロが気に病んで自殺していた事件。警察はさらに調べて死を強要した脅迫者を摘発するそうです。SNSの怖さを言う声が多いのですが、テレビの怖さも大きいといえます。怖さの正体は洗脳効果です。この話は何度か書きましたが、テレビのバラエティ番組に出演した人の第一印象は「何が何だかわからなかった」です。いつ撮影したのかわからず、スタジオでの体験とは異なる...

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ビートルズ『ブッチャーカバー』の踏み絵【ベトナム戦争の時代】

ジョン・レノンの生誕80年展が東京で開催されました。ビートルズの最大の不思議といえば、一曲ずつの画期性と破天荒が、完全主義でまとめられている点です。その破天荒の一面が、七不思議のひとつでもある『ブッチャーカバー』です。過去作品のオムニバス盤をアメリカで出す時、担当の写真家が怪異な案を考えました。メンバー四人が精肉店の白い服を着て、生の肉片を手にしたり体に乗せ、首が取れた赤ちゃんの人形も持っているジャ...

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若いカリスマリーダーの儲け話が大流行【インスタレーションを連想】

大きく儲ける方法を指南する若いカリスマリーダーに共通する理念は、新自由主義経済とグローバリズムへの強い傾斜と、ミクロの視点の徹底です。国全体のマクロ経済や合成現象にかまうな、自分が大事で他人にかまうなという信念です。つき合う人の選別法とか。まず徹底的に「今・金・自分を中心に」です。嫌なら滅びろ、自己責任だという論調。自分のためになることに徹しろ、無駄なことをやるな。できるやつは素晴らしいが、だめな...

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人それぞれ論や好き嫌い論を持ち出さない理由【表現への許容の狭さ】

音楽の動画にこういうのがあります。「自分はこういうアルバムが好きです」。ベストアルバム二十枚とかを紹介する映像。すると次の意見が必ず投稿されます。「要は人それぞれってことでしょ」。「個人の好き嫌いで自由に聴けばいいんですよ」。人それぞれも、個人の好き嫌いの自由も、むろん最初から大前提です。なのに、わざわざ念押しするのはなぜなのか。こうした奇妙な書き込みがネットの色々な場面で目に入ります。そういえば...

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銀行の担保物件と自己資産第一の体質【美術もまた価値担保第一主義】

日本全国が消費バブル経済のピークとなった年は、1992年でした。その3年後のWindows95によるITバブルは、97年の消費税5パーの緊縮財政のたたりで日本版GAFAが生まれることなく失墜。人類史上最長のデフレ不況国となり今に至りますが、当時の問題児は銀行でした。当時の焦点は、バブル時代に根拠なく高騰した土地価格の暴落で、不況業種となった銀行でした。「政府は税金を注入し銀行を助けよ」と他国からの忠告はあっても、日本国...

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映画音楽のサウンドトラックは二テーマ方式【モチーフから編曲派生】

昔のベートーベンやチャイコフスキーに、現代のどれが該当するかは、クラシック畑の現代音楽よりも、映画音楽の管弦楽曲が勝ち抜くと感じています。ETやレイダースのジョン・ウィリアムスも、100年後の定番クラシックになるだろうと予想。映画音楽のサウンドトラックをアルバム単位で買うと、おもしろい法則があります。テーマ曲が二種類あり、それぞれをモチーフとして編曲してあったり、楽器編成も替えたバリエーション曲が、場...

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本を読み美術を見て得るものは何か【中身を記憶に刻むことではない】

世の天才や事業成功者たちは本を読まないという秘話は、どうもウソらしいのです。インタビューなどで、人一倍本を読んでいることを告白しています。では、人はなぜ本を読むのでしょうか。本の効用は何か。家にある本のほとんどは、一度は全ページを読破しています。ところがその一冊を手にとって改めてページを開くと、意外に新鮮です。かつて読んだはずの文章はほとんど忘れていて、今初めて読んだかのような新発見があることも多...

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音楽人気に潜む不協和音【モーツァルトやベートーベンから進まない】

クラシック音楽の人気は広がっています。しかしやはりどうしても生じてしまうのが、古典の古株作曲家からなかなか脱出できない問題です。コンサートがそうで、モーツァルトやベートーベンからなかなか出られていません。19世紀の作曲家チャイコフスキーの曲というだけでも、むしろ新しい方に入るような感じがあるのです。実際のクラシックファンはもっと新しいソフトをコレクションしているものですが、コンサートとしてお客を集め...

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音楽業界にアコースティックベースが増えてきた理由【アンプラグドの生音回帰】

ポピュラー音楽には音作りの歴史があります。音づくりとは、楽器の種類と演奏法に、録音機材も含め音質の時代色もあります。1960年代にくらべて、1970年代の音楽は音づくりが腰高になりました。60年代はダンダン鳴っていたリズムが、70年代はタンタンと軽く乾いた音に変わりました。理由はいくつもあり、まずベースギターの奏法にサムピッキングやチョッパー、タッピングが生まれ、スタッカートを多用したこと。そしてレコードへ入...

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文系脳と理系脳の考え方の違い【10個の2倍多いのは何個か】

一昔前に新聞社などがよく行った、謎のアンケート質問がありました。「あなたは憲法9条を変えるべきだと思いますか」。これにどう答えればよいのでしょうか。質問の中味を置き換えると、その無意味さがわかります。「あなたは自分の月給の金額を変えたいですか」。変えると言っても、金額を上げるか下げるかが不明では、はい、いいえの希望を答えられません。このような質問が出てくる思考を、俗に文系脳と呼び称します。そして、...

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地球温暖化と血液型占い【二酸化炭素のおもしろ心理学A型B型】

今年2019年6月後半は涼しく、例年ならクーラーや扇風機をつける暑さなのに肌寒い。7月に入り雨の合間に晴れても、さらに涼しく長袖が必要なほど。7日はクマゼミの初鳴き。60年代から言われ続けてきた、間氷期が閉じる地球寒冷化を思わせる毎日です。実は2018年の8月も似た傾向でした。東京など関東や東北は38度などの記録的な猛暑続きで、報道は地球温暖化と二酸化炭素に明け暮れました。それなら南の鹿児島や宮崎はサハラ砂漠並み...

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わかる意味はごく普通の使い方で十分【作品に立派な思想などない】

本書は「芸術は難しい、現代美術はわからない、抽象絵画はちょっと」という国民感情は意外に深刻だとして、わからなくした犯人を指摘して回るヒント集です。今すぐわからせてやろうではなく、新しいヒントで自分なりに考えようとのススメです。ただし「わかるとは何か」には深入りしていません。「存在とは何か」みたいな哲学論にそれるからです。そこは、誰もが普段使っている言葉「僕はわかる」「理解しているつもり」の用法どお...

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水あびできる気温の範囲が狭すぎ【夏から秋へ季節の変わり目】

春や秋の季節の変わり目には、一日で気温が大きく変わります。昨日は10度で今日は20度などと上下し、全国ニュースになったりします。そんなある日、ラジオの女子アナがこう言ったことが。「今日の気温は昨日の2倍にもなりました」。10度が20度へ数字が倍になった機転の表現でしょうが、もちろん非科学的です。倍率を言うなら、絶対温度283.15度が293.15度に上がり、わずか1.035倍です。アメリカで使われる華氏の表記なら、50度が68...

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Tシャツの絵と字の伝達力【美術絵画が字ならよく伝わるのか】

デザイングッズ通販サイトに参加したことがあり、美術よりポップ寄りだからか、オリジナル図柄のTシャツ製品が今もたまに売れます。参加当初驚いたことがあり、著者は出していませんが、絵よりも字が売れていました。文字のTシャツは、イマジネーションが無限に広がりはせず、連想するものに幅がないでしょう。むしろ焦点が固定されています。著作権保護されるデザイン物と違い、盗作もされやすい。でも絵に負けないほど、字が売...

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太古のアートと知的生命体の関係【既成の概念を超える宇宙的意味】

本書では、芸術の成り立ちを宇宙の成り立ちと関連づけ、ルネッサンスや印象派ではなかなか体感しにくい芸術の不思議な核心を考察しています。芸術の不思議は、次のようにいくつもあります。太古のアート類は、きれいさが目的でないのはなぜか。近世に、なぜ関心がきれいさに著しく片寄ったのか。人はなぜ既成の概念を超えたがるのか。反対されるものをなぜ作るのか。作品が芸術創造に至る瞬間は、どの瞬間か。今の傑作と未来の傑作...

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ベーシックインカム議論と芸術【人工知能でしぼむ画家の未来】

この10年、ベーシックインカムの語をよく聞きます。最低所得保証。その議論には各人の視界が反映します。広く遠くまで見るとベーシックインカムに賛成し、狭く近くを見ると反対する構図です。失業しても生存できる程度のベーシックなら、支給額だけでは最低限の生活がやっとで裕福になれません。働かないと車もパソコンも買えず、海外旅行も無理。この制度に賛成する人には共通点があります。それは頭脳労働、知的業務が今後激減す...

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景気と美術の理解は入口が壁【何の話なのかわからない問題】

「日本の不況は、みんなが節約するせいで続いています」と言ったとします。たぶんかなりの国民は半信半疑でしょう。その突飛な説を信じてよいのか、ウソなのかと。言った人が無名ならまず信じないはず。というのは、常識的な国民には次の感覚があるからです。出費を節約すればお金が減るのを防げる。減らなければたまるので、日本国内にお金が増える。だから節約を長年続けると、日本は裕福になるのだと。逆にお金を無駄に使ってし...

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愛のため息と007で魅せた他人の編曲【音楽界は協力態勢で傑作】

ネットの間違い情報に、ソウルミュージック『フィール・ライク・メイキング・ラブ』(邦題は愛のため息)の作者があります。大ヒットさせた歌手ロバータ・フラックの作曲と書くことが多いような。昔からあるトリビアで、作曲者はユージン・マクダニエルです。ところがこの曲、作曲した当人が歌うバージョンは実にショボい。絶対ヒットしない保証がつくほど、本人のアレンジはさっぱり。最初の自演は全くだめで、他人が大ヒットさせ...

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ご飯を食べる文化を壊した自滅の日本史【米を食べると馬鹿】

日本で今、ご飯を食べる量が年々減っている統計があります。日本国民の米離れ。しかし若者の車離れや、飲み会離れ、読書離れ、デート離れとは違い、ご飯離れはデフレ不況の所得減とは無関係です。生活困窮でおにぎりが食べたいと言い残した、あの餓死とは別の理由。女性の視点では、パンやパスタはしゃれて、めしといえばオヤジみたいでダサい。所帯じみて年寄りふうで、ちょっといや。これは今に始まった心情ではなく、50年以上も...

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美術制作のプロ意識とプライド意識【自由奔放路線に創造なし】

世間のビジネス現場では、信念は二つに大別されます。プロ意識とプライド意識です。顧客中心と自分中心のこの分け方は、先輩たちの見解の受け売りですが。プロ意識とプライド意識は、逆方向とされます。お客からみた印象も逆で、結果の吉凶も逆だという。社会人なら普段から職場内で、プロ意識の社員とプライド意識の社員を見分けているのかも。創作表現の場でも、プロ意識とプライド意識の差は出るでしょう。おそらく音楽は、プロ...

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