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Category芸術アラウンドトーク 1/2

映画音楽のサウンドトラックは二テーマ方式【モチーフから編曲派生】

昔のベートーベンやチャイコフスキーに、現代のどれが該当するかは、クラシック畑の現代音楽よりも、映画音楽の管弦楽曲が勝ち抜くと感じています。ETやレイダースのジョン・ウィリアムスも、100年後の定番クラシックになるだろうと予想。映画音楽のサウンドトラックをアルバム単位で買うと、おもしろい法則があります。テーマ曲が二種類あり、それぞれをモチーフとして編曲してあったり、楽器編成も替えたバリエーション曲が、場...

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本を読み美術を見て得るものは何か【中身を記憶に刻むことではない】

世の天才や事業成功者たちは本を読まないという秘話は、どうもウソらしいのです。インタビューなどで、人一倍本を読んでいることを告白しています。では、人はなぜ本を読むのでしょうか。本の効用は何か。家にある本のほとんどは、一度は全ページを読破しています。ところがその一冊を手にとって改めてページを開くと、意外に新鮮です。かつて読んだはずの文章はほとんど忘れていて、今初めて読んだかのような新発見があることも多...

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音楽人気に潜む不協和音【モーツァルトやベートーベンから進まない】

クラシック音楽の人気は広がっています。しかしやはりどうしても生じてしまうのが、古典の古株作曲家からなかなか脱出できない問題です。コンサートがそうで、モーツァルトやベートーベンからなかなか出られていません。19世紀の作曲家チャイコフスキーの曲というだけでも、むしろ新しい方に入るような感じがあるのです。実際のクラシックファンはもっと新しいソフトをコレクションしているものですが、コンサートとしてお客を集め...

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音楽業界にアコースティックベースが増えてきた理由【アンプラグドの生音回帰】

ポピュラー音楽には音作りの歴史があります。音づくりとは、楽器の種類と演奏法に、録音機材も含め音質の時代色もあります。1960年代にくらべて、1970年代の音楽は音づくりが腰高になりました。60年代はダンダン鳴っていたリズムが、70年代はタンタンと軽く乾いた音に変わりました。理由はいくつもあり、まずベースギターの奏法にサムピッキングやチョッパー、タッピングが生まれ、スタッカートを多用したこと。そしてレコードへ入...

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文系脳と理系脳の考え方の違い【10個の2倍多いのは何個か】

一昔前に新聞社などがよく行った、謎のアンケート質問がありました。「あなたは憲法9条を変えるべきだと思いますか」。これにどう答えればよいのでしょうか。質問の中味を置き換えると、その無意味さがわかります。「あなたは自分の月給の金額を変えたいですか」。変えると言っても、金額を上げるか下げるかが不明では、はい、いいえの希望を答えられません。このような質問が出てくる思考を、俗に文系脳と呼び称します。そして、...

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地球温暖化と血液型占い【二酸化炭素のおもしろ心理学A型B型】

今年2019年6月後半は涼しく、例年ならクーラーや扇風機をつける暑さなのに肌寒い。7月に入り雨の合間に晴れても、さらに涼しく長袖が必要なほど。7日はクマゼミの初鳴き。60年代から言われ続けてきた、間氷期が閉じる地球寒冷化を思わせる毎日です。実は2018年の8月も似た傾向でした。東京など関東や東北は38度などの記録的な猛暑続きで、報道は地球温暖化と二酸化炭素に明け暮れました。それなら南の鹿児島や宮崎はサハラ砂漠並み...

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わかる意味はごく普通の使い方で十分【作品に立派な思想などない】

本書は「芸術は難しい、現代美術はわからない、抽象絵画はちょっと」という国民感情は意外に深刻だとして、わからなくした犯人を指摘して回るヒント集です。今すぐわからせてやろうではなく、新しいヒントで自分なりに考えようとのススメです。ただし「わかるとは何か」には深入りしていません。「存在とは何か」みたいな哲学論にそれるからです。そこは、誰もが普段使っている言葉「僕はわかる」「理解しているつもり」の用法どお...

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水あびできる気温の範囲が狭すぎ【夏から秋へ季節の変わり目】

春や秋の季節の変わり目には、一日で気温が大きく変わります。昨日は10度で今日は20度などと上下し、全国ニュースになったりします。そんなある日、ラジオの女子アナがこう言ったことが。「今日の気温は昨日の2倍にもなりました」。10度が20度へ数字が倍になった機転の表現でしょうが、もちろん非科学的です。倍率を言うなら、絶対温度283.15度が293.15度に上がり、わずか1.035倍です。アメリカで使われる華氏の表記なら、50度が68...

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Tシャツの絵と字の伝達力【美術絵画が字ならよく伝わるのか】

デザイングッズ通販サイトに参加したことがあり、美術よりポップ寄りだからか、オリジナル図柄のTシャツ製品が今もたまに売れます。参加当初驚いたことがあり、著者は出していませんが、絵よりも字が売れていました。文字のTシャツは、イマジネーションが無限に広がりはせず、連想するものに幅がないでしょう。むしろ焦点が固定されています。著作権保護されるデザイン物と違い、盗作もされやすい。でも絵に負けないほど、字が売...

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太古のアートと知的生命体の関係【既成の概念を超える宇宙的意味】

本書では、芸術の成り立ちを宇宙の成り立ちと関連づけ、ルネッサンスや印象派ではなかなか体感しにくい芸術の不思議な核心を考察しています。芸術の不思議は、次のようにいくつもあります。太古のアート類は、きれいさが目的でないのはなぜか。近世に、なぜ関心がきれいさに著しく片寄ったのか。人はなぜ既成の概念を超えたがるのか。反対されるものをなぜ作るのか。作品が芸術創造に至る瞬間は、どの瞬間か。今の傑作と未来の傑作...

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ベーシックインカム議論と芸術【人工知能でしぼむ画家の未来】

この10年、ベーシックインカムの語をよく聞きます。最低所得保証。その議論には各人の視界が反映します。広く遠くまで見るとベーシックインカムに賛成し、狭く近くを見ると反対する構図です。失業しても生存できる程度のベーシックなら、支給額だけでは最低限の生活がやっとで裕福になれません。働かないと車もパソコンも買えず、海外旅行も無理。この制度に賛成する人には共通点があります。それは頭脳労働、知的業務が今後激減す...

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景気と美術の理解は入口が壁【何の話なのかわからない問題】

「日本の不況は、みんなが節約するせいで続いています」と言ったとします。たぶんかなりの国民は半信半疑でしょう。その突飛な説を信じてよいのか、ウソなのかと。言った人が無名ならまず信じないはず。というのは、常識的な国民には次の感覚があるからです。出費を節約すればお金が減るのを防げる。減らなければたまるので、日本国内にお金が増える。だから節約を長年続けると、日本は裕福になるのだと。逆にお金を無駄に使ってし...

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愛のため息と007で魅せた他人の編曲【音楽界は協力態勢で傑作】

ネットの間違い情報に、ソウルミュージック『フィール・ライク・メイキング・ラブ』(邦題は愛のため息)の作者があります。大ヒットさせた歌手ロバータ・フラックの作曲と書くことが多いような。昔からあるトリビアで、作曲者はユージン・マクダニエルです。ところがこの曲、作曲した当人が歌うバージョンは実にショボい。絶対ヒットしない保証がつくほど、本人のアレンジはさっぱり。最初の自演は全くだめで、他人が大ヒットさせ...

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ご飯を食べる文化を壊した自滅の日本史【米を食べると馬鹿】

日本で今、ご飯を食べる量が年々減っている統計があります。日本国民の米離れ。しかし若者の車離れや、飲み会離れ、読書離れ、デート離れとは違い、ご飯離れはデフレ不況の所得減とは無関係です。生活困窮でおにぎりが食べたいと言い残した、あの餓死とは別の理由。女性の視点では、パンやパスタはしゃれて、めしといえばオヤジみたいでダサい。所帯じみて年寄りふうで、ちょっといや。これは今に始まった心情ではなく、50年以上も...

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美術制作のプロ意識とプライド意識【自由奔放路線に創造なし】

世間のビジネス現場では、信念は二つに大別されます。プロ意識とプライド意識です。顧客中心と自分中心のこの分け方は、先輩たちの見解の受け売りですが。プロ意識とプライド意識は、逆方向とされます。お客からみた印象も逆で、結果の吉凶も逆だという。社会人なら普段から職場内で、プロ意識の社員とプライド意識の社員を見分けているのかも。創作表現の場でも、プロ意識とプライド意識の差は出るでしょう。おそらく音楽は、プロ...

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コンビニの24時間営業は深夜が無駄に思える理由【人手不足より不景気】

24時間365日営業しているコンビニエンス・ストアーを、夜は閉めてはどうかという意見が急増しました。買う客も少ないし、電気も無駄だし。この意見はたいへん重要です。なぜなら店舗の深夜営業は、景気そのものだから。24時間営業を支持する意見が多いその時は、好景気です。24時間は時代に合わないという意見が増えたら、不景気の最中です。深夜営業はやめようという意見が続出する2018年3月現在は、日本の不景気がなお進行中とわ...

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ノストラダムスの大予言でもスルーされたあの核心【ネタ本とネタばれ本】

地震や大事故の後で、予言が話題になります。超能力者や占い師が予言していたぞと。予言どおりに地震や事故が起きたぞと。すごーい的中した、本物がいたのだ、神が現れたのだと、テレビに呼ばれ本が出る。ところが常に、ある部分があいまいです。ある核心が常にスルーされ、話題が世間に広がっていく最中も、そこは空白のまま。まるで突っ込み厳禁かのように、触れられない部分を残して駆けめぐる情報。その部分とは、占い師が未来...

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精神病患者や犯罪受刑者の絵はなぜウケる【理解不能の理由が欲しい】

日本に限らず世界でもしばしば話題になる展覧会に、特殊な一群の絵画があります。心療カウンセリングを受けた人の絵、精神科病棟に隔離中の入院患者の絵、非行少年少女の絵、刑務所にいる受刑者の絵。それらの展覧会は大入りで、来場者は特別な感慨でうわさし合います。特集した記事もみられ、関連書籍もあります。彼ら彼女らの絵は普通の人とは違うぞ、尋常でないぞ、ぶっ飛んだ絵だぞと。異常性、狂気性、心の闇を感じる特異性が...

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ふざけた芸術作品は普通にあるもの【マーラーの交響曲一番もお笑い】

世界的な傾向だとしても、日本国内の美術鑑賞で目立つのは、心構えの生真面目さです。作品を前に固い気持ちで、緊張するクセとか。実は、作品自体はそれほど固くないことも多いのですが。音楽の話で、たとえばクラシックのマーラー。マーラーの交響曲は時間の長い大作ぞろいで、しかも長いスパンでループする作風です。今からマーラー曲を演奏する指揮者は、やりたいテーマや独自の持ち味なしに棒を振っても、実りある公演にまとま...

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ハロウィン論争の商業嫌いな潔癖症【誰の所得でも全体の景気は上昇】

日本で毎年輪が大きくなっていくハロウィン祭ですが、この季節の論争のお決まりが、ハロウィン祭の是非論です。騒ぎやゴミちらかしとは別の、由緒など根底的な問題。北欧ケルト文化なんぞを極東の温帯地域の国に持ってきて、何なのだ?という反対意見が多いのです。これはクリスマスやバレンタインデーなどが摩擦を受けた過去が、再来したといえるものです。よその宗教由来の文化を模倣して、原意と違う趣向に改変し、商業主義に乗...

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