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Categoryココが大事な焦点 1/3

志村けんとチャイコフスキー【新時代に期待という時にまさかの急逝】

志村けんのザ・ドリフターズ時代は、歌謡界の尾崎紀世彦似のルックスで、荒井注が抜けたドリフメンバーとうまくつなげました。『8時だよ全員集合』を支えた後の躍進。初主演の映画撮影途中にコロナウイルスの症状が出て、3月29日に急逝しました。お笑いと芸術には深い関係があります。多くの歴史絵画には、ちょっとしたギャグが混入されています。一見シリアスだけれど、ガクッとくるお馬鹿を混ぜて、芸術の最大の特徴である表現の...

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日本の美術展に共通する空気【素人に絵の良し悪しは見破れない前提】

日本国内の美術イベントに共通する、独特の雰囲気があります。それは絵画展覧会やアートイベントの案内サイトや募集メールにも、常について回ります。その正体は「美術をわかる人は一握りのエリートである」という固い前提です。日本の美術展は、作品を観客に見せてもわからないであろう前提で計画されています。どれを市民に見せないかをまず選別して除去し、どれが価値かを先にレッテル貼りします。決めた価値を観客に伝えて、良...

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絵が上手でも世界の巨匠に遠い理由【ロックギターのカリスマの神演奏】

動画サイトにギター教室の先生の演奏がたくさん出ています。エレクトリックギターで、色々な技法のお手本を示しています。ハーモニックスとか、両手の指で同時にはじくとか、ものすごい速弾きや、細かいバッキングストロークも説明してみせます。何でこんなにうまいのかと意見が集まります。ここまで弾けたら夢のようだという声。世界一だという声。一方同じ動画サイトに、往年の英国ロックギタリストがデモ演奏する映像がありまし...

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古典美術の鑑賞は現代アートより難しい【昭和歌謡は懐古趣味か】

昭和の歌謡曲や懐メロを耳にすると、古い時代を感じます。懐かしい面もあるし、古くさいともいえます。この現象についても、わかっていても混乱が生じやすい部分があります。当時の人が古風な曲を愛していた印象を、何となく持つからです。実際には当時の人の耳には、新鮮で画期的で今ふうだったのです。言われてみれば誰もが納得します。昔の人はあえて古い感覚を好んだわけはないはず。後世のテクノ音楽とくらべて、昔ふうを故意...

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経済と芸術のミクロとマクロ【個性はミクロ、表現の裂け目はマクロ】

ミクロ経済では、お金は使えばどんどん減る。マクロ経済では反対に、使えばどんどん増える。この違いを知っていれば国は発展し、知らないと衰退します。現状はもちろん後者。「日本で僕はどう浮上できるか」と「日本を僕はどう浮上できるか」。ミクロとマクロは大違いです。ミクロは利己的ミーイズム、マクロは公益的ソーシャリズム。個と全体は、とるべき行動がしばしば逆です。典型は節約で、出費を削減すれば自分は守れても、社...

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教育と洗脳の違いは何か【聖徳太子と縄文時代と国税財源論】

教育は洗脳と同じです。わずかな違いさえなく、完全に同じ。たとえばある世代以上の日本人は、聖徳太子という人物がいたと思っています。そう学校で教わったから。教科書で覚えたから。しかしこれとて、永遠の真理でもありません。今日では聖徳太子は、天武天皇が厩戸王(うまやとおう)を付加価値で超人化した、架空の人物とされます。物語化された賢人である蓋然性が高いらしく。こうして昔の常識が後で変わることは多く、世代で...

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感動は芸術性を保証しない【テロもオカルトも差別も感慨は濃い】

感動の大きさを本物に出会えた根拠としても、真理の証明にはならないものです。背中がゾワッと寒くなった自身の体験で、幽霊が確かにいると裏づける確信と似て、言った者勝ち程度の有効性でしょう。この類例は雨男や血液型性格占いなど、オカルト系が多いみたいな。日本で最近増えた無差別テロで、容疑者が語る決まり文句があります。「できるだけ多く殺したかった、誰でもよかった」。これ実は元祖がいて、信仰の対象になっていま...

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アナーキーとカオス時代のアート【ベルリンの壁崩壊と東西冷戦終結】

最近話題に多いメキシコからアメリカへの不法移民。もぐり込んでアメリカ国民に成りすます。それを防ごうと、トランプ大統領が国境に壁を設ける話。奇妙な流れに気づいた方も多いでしょう。それは不法移民に肩入れする論の不自然な多さです。不法なのに。移民ではなく不法移民です。不法。合法でなく違法。闇ブローカーなどが背後にある犯罪の話なのに、ニュース報道も含めてかばう論が多い。大麻解禁願望と異質な不法移民解禁願望...

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芸術や美術がわからない現象を再確認【大展覧会が犯人だった】

本書は「美術がわからない人に美術を教える本」ではありません。そうではなく「美術なんてわからないやと思ってきた人が、なぜそうなったのかを今からでもチェックできるガイド本」です。「これが原因だったのか」「それなら今すぐわかるぞ」と。「自分は美術やら芸術やらが難しくてわからない」と思っている人に、「それはたぶん、ここに引っかかるせいではないか」とヒントを出します。本当は大勢がわかっているのに、わかってい...

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美術家と鑑賞者が常に衝突する抽象表現【わかるの意味はそれかよ】

ネットによく出てくる美術ニュースは、内外の絵画に起きた事件です。絵が白昼堂々と盗まれたとか、オークションの高値記録だとか、名画の由来が解き明かされたおもしろネタなど。そんなニュースのコメント欄に意見が集まると、次のような対立がよく起きます。「現代アートがわからない日本人は多いね」「わかるように作らないから当然でしょう」。これがよくある、わかるわからない論争です。ところが多くの場合、わからないアート...

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ゴッホの兄弟愛は絵の理解に必要な知識か【美術鑑賞法がおかしい】

「知識は力である」の格言をみかけます。「時代に何が起きているかを知らされたなら防げた」「知らなかったせいで後の祭になった」「無知で国がさびれた」「戦争になった」などの結果論も歴史に多いのです。必ず儲かる話は必ず詐欺だと知っていれば入らなかったが、知らないから入って財産を失ったケースもあるでしょう。連続殺人犯が拘置所で本をたくさん読み、「僕に知識があれば殺人していない」と過去を嘆き、犯行時には無知だ...

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表現に矛盾がある絵は芸術的に大成功?【矛盾の語は誤用だらけ】

矛盾の語の意味を考えます。何でも貫く鋭いヤリと、何物にも貫かれない丈夫なタテを、同じ商人が売ると、説明が同時に成り立たない不合理です。好例は「丸つぶ模様が一個もない曜変天目茶碗」でした。丸つぶを天目と呼ぶから。「丸い四角」や「黒い白馬」と同じ。矛盾の語の使い方で、よくある間違いはこうです。「あなたは前に日本はもうだめだと言った、今は日本は伸びると言っている、矛盾するではないか」と。これは一人が警告...

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日本美術のグローバリズムとナショナリズム【浮世絵文化を守ろう】

世界の重要トピックは、イギリスのEU脱退やアメリカファーストなどナショナリズムです。テーマは、グローバル主義経済の曲がり角です。しかし現代世界史が苦手な日本のエリートたちは、人種問題や民主主義が軸線だと信じています。本当の軸線はマネー奪還の階級闘争です。グローバル主義は、国境をなくし物、金、人の移動を好きにさせる思想です。世界混乱で所得が伸びる立場が推進します。迎え撃つナショナリズムは、フランス革命...

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絵を好きに描けば芸術の創造になるのか【絶対に周囲に似るわい】

「気の向くまま、好きなように、力まず絵をかいています」と一言添える画家が日本に多くみられます。作為的でない、等身大の自分を表現したとのアピールでしょう。これは一面、自然体を尊ぶ日本の伝統かも知れません。禅の無為自然とも関係するかも知れず。「印象派その後」のゴッホ時代に、人々が感動した絵は印象派ではありません。それより前の写実具象の焼き直しが好まれました。人々の愛好対象は常に前時代的です。印象派をリ...

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一番大事な情報が抜けていた爪切り事件【美術報道あるある】

事件ニュースの中に、理解できないものが時々あります。近年は爪切り事件がそうでした。介護の現場で、高齢者の足の爪を深く切った虐待があった事件。どういうことかが最後までみえない事件でした。介護職員の女性が、爪切りで高齢女性の足の爪をうんと深く切り、痛い思いをさせ感染症も起こさせた容疑です。入所者の家族が告発し、職員は否認し続けましたが、ニュース報道はもどかしいばかり。最大のカギとなる情報「爪を深く切る...

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美とはノスタルジーである本質論【知ってる絵が好きという心理学】

「美とはノスタルジーである」は誰かが言った言葉で、著者が感心したひとつです。たとえば著者の絵は、世界中の美術とつながりがありません。「フォーブが好き」「アンフォルメルなら知ってる」「ポップ命」など、学んだ知識の応用はききません。人々の脳裏になく、連想できるものが存在せず、理解の糸をたぐれないわけです。言語にたとえるなら、英語だと少しはわかるとしても、ロシア語だと断片もつかめない感じ。脳内に暗号カギ...

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作品を分析する鑑賞法が続くのはなぜか【モチーフ当てクイズ】

美術鑑賞者に向けたアドバイスに、「絵の分析はやめて、とにかく何かを感じればよいのさ」を聞きます。そう説く人は意外に多いから、一応古ネタです。だからこの結論の論文を書いても、「新発見じゃないね」と評価されないでしょう。今さらわかりきった話なのに、絵を見た人々は「これは何?」「何を描いたの?」と、モチーフ当てクイズに向かってしまいます。今さらなはずなのに、あまりうまくいかない。この本では、わかりきって...

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古代のアート類の鑑賞はなぜ難しい【現代人は偉いとの見込み】

本書に何度か出る話題に、現代人の意識の高さがあります。ピラミッド建設やアポロ宇宙船など過去の偉業は、今の僕らにも難しいのだから、当時は不可能だったと感じます。人類にできる日は、まだ来ていないのだと歴史認識しやすいのです。偉業の裏にからくりがあるのではと。そこには、僕らは人類の最高峰だとの思いがあります。一番上に僕らが君臨している自信。この話は現代人の耳に痛いもので、無遠慮にそこを突く本書は嫌な情報...

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材料費に魅了される鑑賞【黄金、ダイヤ、象嵌、ワシントン条約】

日本でデザインした中国製の腕時計は980円です。スイス製で80万円の腕時計もあり、600万円の高額製品もあります。80万円にくらべ600万円は何が違うか。文字盤に宝石が輝いています。価格差の520万円は、ダイアモンド代です。この時ほとんどの人は、その上がった分は材料の値打ちだと気づいています。メカやデザインではなく宝石の値段を意識し、時計本体が優秀だとは思わない。80万より600万の方が創造的なのではなく、520万円分の...

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子どものような絵が何億円で落札されるのはなぜか【似て非なるから】

アートへの疑問で、多いのはこれ。子どもの落書きみたいな絵がなぜこれほど高額なのかという。回答の多くは、自由主義とリベラルで説明され、でもあっちが二億円でこっちが二万円という、価格差までは説明されません。つまり疑問点は最初から複数あります。それらは実験絵画です。子どもの落書きに挑戦する実験として、極論のデモンストレーションでした。モロに子どもの絵を目指し、その運動の新しさと話題性が評価されています。...

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